校長より

中学高校 [2022.1.29]

令和3年度 中学弁論大会 本選

2022年も早1月を終えようとしています。去る25日開催された弁論大会では中学1年生から3年生までが同じ舞台で、弁論を競いました。
各学年の主題は
1年「私の大切にしているもの」
2年「○ ○ への感謝」
3年「僕の高校生活」     です。
発表者(弁士)の許可を得て、弁論の一部を抜粋させてもらいました。全文ではないので、主旨が伝わらないかもしれませんが、私はすべての弁論に感動したのです。

1-1 髙橋 瞬 君
人との出逢いを大切にしている高橋君。その理由を説明しながら1年生ながら堂々とトップバッターとして発表してくれました。
原稿からの抜粋
「私は13年間生きてきた中で、この報徳学園に入学するという決断をしたことが一番大きな決断でした。(略)この報徳学園でのたくさんの出逢いは私にとって自分をより良いものにしていく大切な出逢いばかりです。ここにいるみなさんと出逢えたことに感謝し、一緒により良い学園生活が送れるようにがんばりたいと思います。」
①1-1高橋君

2-2 浅田 康志
多忙な両親に代わり、無償の愛を浅田君兄弟に注いでくださるおじいさんに感謝している浅田君。おじいさんの愛情あふれる行いの数々を発表してくれました。彼はそのおじいさんの生き方がどのような努力によってなされたものかを知ることで、これからの生き方を模索しようとしていました。             原文から抜粋
「大学に行っても、何か資格を取らなければ、遊んでいるのと同じだそうだ。(略)今のじいちゃんを見ていると妙に納得してしまう。今までにいくつもの資格を取り(略)のびのびと暮らしている。じいちゃんが若い頃にたくさん働いたからだろう」

②2-2浅田君

2-1 田中 彰人
人々の命の営みを支えている動物、身近な存在で心を癒し生きる喜びを与えてくれる動物。彼自身、毎日お世話している生き物がいるからでしょうか、説得力のある弁論でした。そんな動物たちへの感謝の気持ちを心のこもった表現で発表してくれました。
原文から抜粋
「動物たちは身近な場所で、多くの人たちを助けています。だから私はこれからも動物に対する感謝、そして尊敬を絶対に忘れません」

③2-1田中君

3-2 足立 尚樹
共働きの両親への感謝を発表してくれた足立君。夜遅く帰宅してからの夕食の準備。洗濯ものの片づけ。朝早くからの弁当作り。家事だけでなく、私学である報徳学園に通わせてもらい、習い事にも行かせてもらっていることへの感謝の気持ちから冬休みに、夕飯の下準備や洗濯物など家事を1週間続けた足立君。        原文から抜粋
「私は今、親に『ありがとう』という言葉を伝える事がはずかしいため、『ありがとう』 と言葉にしなくても、一緒に話したり、今までと同じく手伝いを続けることで、自分なりの感謝の気持ちを伝えていきたいです。そして、私を応援してくれている両親の気持ちに応えて、これからも学校や部活動を頑張っていきたいです」

④2-1足立君

3-2 渡部 瑠唯
成績が出る時、試合で負けた時、「こんなはずじゃなかったのに、、、」と何度も思った渡部君。高校生になったら、文武両道を目指そうとしている彼を驚かせたのは東大医学部6年生 内山選手が日本陸上選手権 女子三段跳びを制したニュースと彼女の「もっと、頑張っている人はたくさんいるはずで、自分はどちらも大事なので好きなことに打ち込んでいるだけで」という言葉だった。                  原文から抜粋
「最終的に大学受験で学校を選べるようになりたい。部活動の剣道では誰もが憧れる選手になりたいし、一番好きな技の飛び込み面は誰にも負けないようにしたい。(略)高校生終了時に『こんなはずじゃなかった』と後悔せず、頑張って良かったと笑えるように一日一日を大切に過ごしたい」

⑤3-2渡部君

3-2 竹内 悠貴
中学校生活3年間を素直な気持ちで振り返り反省し、高校生活へ向かおうとしている竹内君。睡眠時間を大切にすること、部活と勉強を両立することを頑張り、高校生活3年間を無駄にしたくないと力強く発表してくれました。                          
原文から抜粋
「『当たり前のことに手を抜かず行い、出来ないことに努力し続ける』を自分にとっての当たり前にしていこうと思います」

⑥3-2竹内君

3-2 山根 優生
時間を『人生で一番の宝物』と考えた山根君。時間は人生において一番の宝物であり、一方で抗うことができないものとして捉えた彼は、時間への立ち向い方を次のように述べ、最後は強い決意を発表するとともに、「ともに時間について考えよう」と皆に呼びかけていました。                              
原文から抜粋
「楽しむときは楽しみ、勉強する時は勉強する。また、時には自分を見つめ直す時間を持つ。これが僕が思う時間という敵に立ち向かう最善の方法であると思う」「高校生活では(略)その時その時が一番の宝物として残せるような時間の使い方をしたい。僕の考えを押し付けるつもりはありませんが、時間について一度深く考えてみましょう」

⑦3-2山根君

1-1 吉村 尚優
周囲を笑顔にする 人を幸せにする 世界を救う 寿命をのばす そんな「笑顔」を大切にしている吉村君。笑顔のメリットについて大学の論文なども調べていました。新型コロナ禍にあって、誰しもうつむきがちになりそうな世の中、周囲の人により良く生きてもらいたいとの願いがこもった発表でした。
原文から抜粋
「笑顔になるということは人間であれば誰でもできることですよね。(略)誰もが嫌な思いをせずにできることなので、私は笑顔を大切にし、笑顔をもっと広げていきたいと思います」

⑧1-1吉村君

2-2 中尾 羽瑠
中学生になったら「こんな自分になりたい」「どんな行事があるのかな」など新しい環境への期待しかなかった中尾君。しかし新型コロナ禍で、失われつつあった希望を呼び覚ましてくださったのは彼のおばあさんの次の言葉。「命があることは素晴らしいこと。今こうして元気であることは、神様が与えてくれた宝物、今ある自分に感謝して、自分ができることをすることが大切なんやと思う」というおばあさんの言葉を聞いて、彼は次のように発表してくれました。
原文から抜粋
「僕の周りには奇跡があふれている。一日一日を元気でいられることはとても幸せなことだ。多くの人に支えられて今の自分があること、仲間がそばにいてくれるからこそ、しんどいこともがんばれること、今あるこの環境にそして、今ここに自分があることに感謝しながら、僕自身が誰かの為になれるように日々努力したい」

⑨2-2中尾君

1-2 大家 海青
生まれつき耳が聞こえなかった彼はご両親の懸命の支えと本人の毎日のトレーニングにより、報徳で学園生活を送っています。それを可能にしてくれている両耳の人工内耳とご両親への感謝を発表してくれました。毎日の充電、メンテナンスを必要とする人工内耳。これまで3度交換してきた人工内耳。今後も5年に一度新しく開発される人工内耳。幼いころの苦労、物心がついたころに受けた悲しい出来事を乗り越えてきた大家君。改良される度に両親に経済的な負担をかけてしまうことを申し訳なく感じている大家君。                      原文から抜粋
「人工内耳のおかげで、みんなと同じように勉強出来たり、好きな野球や将棋ができたり、たくさんやりたいことができるので、人工内耳に出会えてよかったです。」「これからもあきらめずに色々なことに挑戦し、同じような障がいのある子たちに勇気を与えられるような人になりたいです。」

⑩1-2大家君

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