報徳教育部(今月のうた・ことば)

[2019.1.9]

今月のうた・ことば

一月のことば
早起きに まさる勤めぞ なかるべし
      夢でこの世を 暮らしゆく身は

 この言葉は、二宮尊徳先生が「朝は必ず早く起きるべきものだ。おおよそ世の中の八割の人は、この世の中を夢で明かし暮らして、一生空しく過ぎるものだから、せめて朝々だけでも早く起きなさい」と諭されたものです。
新しい年の幕明けです。年末年始はいかがでしたか。クラブ活動で汗を流したり、一生懸命学習に取り組んだり、趣味に時間を費やすなど、有意義に過ごせた生徒も多いでしょう。一方で、だらだらと時間を浪費してしまい、生活のリズムが大きく乱れている生徒もいるのではないかと思います。短い冬期休暇ではありましたが、この短期間でさえ大きな差がついてしまったかもしれません。時間は皆さん一人一人に平等に与えられています。
クラブ活動や学業でより良い成績を収める為に、早起きをして、時間を有効活用してみましょう。早起きをすると、初めのうちはなかなか体温が上がらず、頭がぼーっとするかもしれません。そういう場合は熱めのシャワーを浴びて、自律神経に刺激を与えるのもいいでしょう。さらに、太陽の光を浴びることでセロトニンが分泌され、集中力が高まります。しっかりと朝食をとることも大切です。こうしてコンディションを整えてから日々の朝練、朝学習に取り組めば、必ずよい成績が得られるのではないでしょうか。
他人より抜きん出たければ、もちろん努力を続けなければなりません。早起きをしてできることは決して多くはないかもしれませんが、小さなことから積み重ねてください。皆さんの成長を心より楽しみにしています。今年も一年、頑張りましょう。

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