進路指導情報

高校 [2020.12.1]

大阪大学SEEDSプログラムレポート⑤

今回は最先端の研究のお話を聞く機会に恵まれたようで、現在の関心事をさらに深める素晴らしい機会になり、このプログラムの醍醐味を感じているようです。

以下受講生との日記
今回は大阪科学技術センターというところに足を運び、大阪科学賞表彰式・記念講演に出席しました。
講義をされた先生は石井先生と井垣先生という方でした。
石井先生の講義の中で特に印象に残っている点は、多(二)光子励起顕微鏡というものです。従来であれば細胞の中を調べるには切る必要があったのですが、これは切らずに、しかも生きた状態で「細胞や組織の中を観察できるというものです。患者の負担を大幅に軽減できるので将来普及していくのではないかと思っています。
井垣先生の中で特に印象に残っている点は、ショウジョウバエの場合インスリン濃度が上がると細胞が腫瘍化する可能性が高くなるということです。なぜなら、もしこれが人間にも同じことが言えるのだとしたら、糖尿病患者の場合にインスリン注射をしているのはリスクが高い行為ということになり、投与する薬を考え直さなければならなくなると思うからです。
難しい用語をなるべく省いてくださり、かみ砕いて講義をしてくださったので、概ね講義内容を理解することができました。また、自分が興味を持っている生物分野の話を二つも聞くことができ非常に濃い有意義な時間を過ごせたなと感じております。

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