月別アーカイブ: 2016年1月

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平成27度 中学校冬休み明け全校集会

 本日、1限目に大谷記念講堂において平成27年度中学校冬休み明けの全校集会が行われました。はじめに、住友校長先生から新年の挨拶があり、去年の反省を踏まえて、今年の目標を掲げ、夢を持って頑張って欲しいというお話がありました。
次に、クラブ表彰が行われました。水泳部の4名が、兵庫県記録会のリレーで第2位に入賞、その他個人種目でも入賞したということで、表彰を受けました。
全校集会はこれで終了し、その後各学年で頭髪服装指導が行われました。
新年最初の集会ということもあり、みな集中した様子で聞くことができていたので、一年の良いスタートを切ることができました。

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今月のうた・ことば

1月のことば
    不二の山のぼり詰めたる夕べには
こころの宿に有明の月

新年の風物として、今月は富士山にちなんだものを取り上げました。富士山は、古くは「不尽」「布士」「不自」などの字があてられてきましたが、797年に編まれた「続日本紀(しょくにほんぎ)」以来、「富士」で定着していきました。『竹取物語』中では、天に昇るかぐや姫から、お別れの手紙と不死の薬を送られた帝は、「かぐや姫がいないのなら不死に何の価値があろうか」と、たくさんの家来を引き連れ、天に最も近い富士山の山頂でその薬を焼いてしまいます。それゆえ、「士に富む山」と名づけられた、という説を紹介してくれています
さて、尊徳先生と富士山の関係は深いものがあります。当時の江戸近辺では、富士登山を修行とする「富士講」という民間宗教が流行しました。諸派入り乱れ、「江戸八百八講、講中八万人」と称されるほどです。その中の指導者の一人に小谷三志という人がいました。彼は当時難行荒行に傾く富士講に疑問をもち、二つとない孝の道を行う「不二道」という一派を立てました。尊徳先生は桜町領復興がうまくいかず、思い悩む時期にこの小谷三志の考えに出会いました。不二道の教えは、「親への孝を本旨とし、貧窮者を憐れみ、老若を労り、人と争わず、神仏を敬い、困った人あれば助け、道や橋が悪ければ直し、博打はせず、酒や遊びに耽らず、士農工商それぞれの家業に勤めるを不二孝の血脈とする」という、道徳心の強化が主でした。報徳の教えと、おおいに重なるところが見られると思います。同じような思想を持つ人物との出会いによって、尊徳先生も力づけられたのではないでしょうか。以降、道歌のなかで富士を詠むことが多くなってきます。この歌もそのひとつです。
なかなか解釈の難しい歌で、それゆえ様々な読み方のできる歌です。ここにでてくる「有明の月」とは、夜が明けかかっていても残っている月のことです。和歌の中では、恋のはかなさや切なさを読み込むときに使われることが多いですが、今月の言葉はもちろんそういう意味ではありません。「富士山頂に登ったときの夕方に」見える月は、ふつうは「宵月(よいづき、日が暮れてしばらくの間に見える月」のはずです。しかし、この宵月もいずれは有明月になります。ふたつは別のものではなく、時間帯によって呼び名が違うだけのものです。肉眼では宵月を目にしながらも、心眼では有明の月を見ていなければならない、といった意味になるでしょうか。ものごとの一面だけを見て判断することを戒める、そんな解釈も出来るお歌かと思います。

スキー部 兵庫県高等学校体育連盟スキー部冬季強化合同合宿

日時  平成28年1月4日~6日
会場  兵庫県おじろスキー場周辺

 スキー場は雪不足のため雪上練習は出来ませんでしたが、ミヤコスポーツの氣田稔充コーチの指導の下、ストックランニングやローラースキーなどの雪上で活かせる練習を中心に合宿を行いました。この時期にしては相当ハードな練習内容で、今後の試合を見据えた価値ある合宿となりました。

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