月別アーカイブ: 2021年2月

キャリア甲子園(報徳大会本戦)の実施

 2月3日(水)の1時間目に、大谷記念講堂にて高校Ⅱ年生の特Ⅰコースが約一年間にわたり取り組んできたキャリア甲子園(報徳大会本戦)をおこないました。
「キャリア甲子園」とは株式会社マイナビが運営する高校生向けのビジネスアイデアコンテストで、参加する高校生はチームを組んで企業からのテーマに挑戦します。今年度はマイナビに企画書を提出し、予選を通過するチームこそありましたが、準決勝進出とはなりませんでした。しかし、生徒に発表する場を設けたいとの思いから、校内大会(報徳大会)を実施するに至りました。まず、各クラスで予選をおこない、予選を通過した6チームが今回の本戦に出場し、堂々としたプレゼンを披露してくれました。審査員は、来年度キャリア甲子園に挑戦する高校Ⅰ年生が務め、結果、Ⅱ年8組のチーム抹茶(梶谷、小池、逢坂)が優勝となりました。

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第62回近畿高等学校柔道新人大会

日時  令和3年1月30日(土)

会場  シダーアリーナ(五條市上野公園総合体育館)

結果
<団体戦> ベスト16
 (1回戦)報徳  シード
 (2回戦)報徳 ◎(3人残し)  常翔学園(大阪府)
 (3回戦)報徳  (2人残し)◎ 天理(奈良県)

以上の結果となりました。
県新人戦での結果より、本校は兵庫県2位校として出場しました。
2回戦は先鋒、次鋒、中堅の活躍があり、良い流れで勝ち上がることができました。
3回戦では、本大会の優勝校である天理との対戦となりました。天理の先鋒に本校の先鋒、次鋒が負けてしまい、取り返すことができず2人残しでの敗退となりました。
この大会で得たことと反省点をしっかりと見直して、今後の大会に向けて一層努力をしたいと思います。ご声援ありがとうございました。

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今月のうた・ことば

二月のことば
 変ありといへども、
  是れを補ふの道あれば、変なきが如し。

 二宮翁夜話に、
「世の中に事なしといへども、変なき事あたはず、是れ恐るべきの第一なり。変ありといへども、是れを補ふの道あれば、変なきが如し。変ありて是れを補ふ事あたはざれば大変に至る」
とあり、昔から「備えあれば患いなし」と言われるように、思いもよらない転変に備えて、日ごろから備蓄の必要があると説いたものである。これは、尊徳先生が村人に対して、倹約を語るときに用いた言葉であるが、倹約の教えと共に「変」に対する心構えが述べられている。
冒頭の一文では、「諸行無常」の考えが用いられ、物事は常に同じことはなく変わっていくことをあらかじめ頭に入れておくことの重要性が語られる。昨年1年間は変化の連続であった。何をするにも新しいことが求められ、不安に苛まれる日々が続いた。変化には怖さや、悲しみはつきものである。その度に一喜一憂していては、心が疲れてしまう。だからこそ、世の中は常に「諸行無常」だと心に留めておくことが大切であると尊徳先生は教えてくれている。このような心構えを持ち、毎日当たり前に行えることを積み重ねていく。そうすることで、普段の生活の中での微細な変化に気づき、受け止め、対応していく心にゆとりが生まれるのではないか。その心のゆとりが柔軟な対応を生み、窮地を救うような考えや行動に繋がる。報徳学園の生徒には、これからの世の中に起こる様々な変化に恐れることなく、凡事を非凡に徹底してやり続けることができる人になってほしい。今一度、普段の生活を見直し、やるべきことが徹底できているか、些細な変化に気づくことのできる心のゆとりがあるかを考えてみてはどうだろう。