校長より

中学高校 [2021.6.21]

素読2 音読再開

 

4月26日「素読」についてアップしてから、2か月足らずが過ぎました。新型コロナウイルス感染症予防対策で、生徒による唱和は長らく控えていましたが、今回の緊急事態宣言解除により、本日(6月21日)より、生徒による音読(唱和)を再開することになりました。(高校受験で入学した現高Ⅱの生徒諸君は初めての唱和になるのでは)

建学の精神である二宮尊徳翁の考え方や言葉を級友とともに声に出して読むことで、報徳学園の生徒が、将来こころの拠り所、人生の道標となる大切な考え方を心に刻んでくれることを期待しています。

 

我が子が幼かったころ、国語の教科書を音読する宿題がありました。仕事から帰宅すると娘や息子が「今から、音読するから聞いてほしい」と頼んできます。私やパートナーは、その音読を聞いた感想をノートに書かねばなりません。パートナーは「あなたは教師なんだから、、、、」とその役目を私に振ってくることが度々ありました。あの頃、もっとしっかり聞いてあげて、丁寧に導いてあげていたら、今頃どんな風に成長していただろうと、後悔したことがあります。

今朝,早速、生徒が音読している学級がありました。音読した内容に関係する担任からの話もありました。生徒諸君の真剣なまなざしが印象的でした。

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生徒諸君の心に、未来に花咲く火種が灯ることを期待する「素読」なのです。

 

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