校長より

中学高校 [2023.7.6]

中学1年生の素読と授業

学園には、中学生も高校生も共通の取り組みとして、ショートホームルームの時間を使い、「素読」の時間があります。下は中1の素読風景です。代表生徒が前に出て、尊徳先生のことばを読み、続いてクラス全員で音読しています。時には先生が引っ張る形で進められる場合もあります。尊徳先生のことばを心にとどめて生活することで、今を生きる私たちが個人としてだけでなく、社会全体にしあわせをもたらすことを願い、取り組んでいる学園教育活動の一つが「素読」なのです。
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朝のショートホームルームで「素読」を見学した学級で理科の公開授業がありました。授業内容は「学園内に生息する植物の分類分け」の班による発表でした。学級を6つの班に分け、タブレットを使い班員が協力し合って資料作成したものを発表していました。分類分け発表の最後には「報徳の四季を彩る植物は何がいいか」という課題が付加されていたのですが、各班の個性が出ており、とても発表が楽しいものになっていました。「秋に紅葉があると素敵だ」という意見がいくつかの班から出されていましたが、実は「紅葉」の木、学園内にありますよ。探してみましょう。
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この発表を参観させてもらって、素敵だなとおもったことが2つありました。
1つ 各班発表後に、感想を述べている生徒が皆、発表者の頑張っているところを温かく発表していたこと。また、「〇〇を△△したら、もっと良くなったと思います」と仲間の成長を願うことばをスッと発表できていたこと。
2つ 教科担任の先生のことば「今日は皆さん、とてもよく頑張っていました。今日のように、学んだことを使えること、表現できることがとても、大切なんですよ」

 

余談)公開授業の最後に、教科担任の先生から「今後、生物の分類なども、今日と同じように、どこに視点を置くかで、様々な分類ができます。また、一緒にがんばりましょう」言葉がありました。
学園生の皆さんは、もうセミの鳴き声を聞きましたか?私は今年7月4日(火)午後4時過ぎに、蟻田記念館の前で初めて聞きました。そのことを放課後学習に向かう生徒と共有していると、その生徒が桜の木にとまっていたセミを捕まえて、私に見せてくれました。それが下の小さなセミです。
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そして、今朝7月6日(木)朝7時半過ぎ、学園東側武庫川河川敷サッカー広場を歩いていた時に、見つけたのが上の小さなカニです。
小さなセミ、小さなカニ、学園内や学園周辺にはこの他にどんな生物がいるでしょうか?
次回、中学1年生の理科の授業発表を楽しみにしています。

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