校長より

中学高校 [2021.6.7]

「1本競射(いっぽんきょうしゃ)」

第61回兵庫県高等学校総合体育大会が開催中です。新型コロナウイルス感染症防止対策をしながら、コートやピッチ、畳の上に立つ瞬間まで気の抜けない時間を過ごしてきた選手を支えていただいた保護者の皆さん、指導してきた顧問の先生方やコーチ、補助員の皆さんにとって、先の週末はどのようなものになりましたでしょうか?
私は県下11校(男女16チーム)が出場する第51回兵庫県高等学校少林寺拳法大会の会場になった本学園で、大会責任者としての任に就いていました。大会中、感染が広がることがないように選手は控えの際は常時マスク着用で、コートに入る際も出る際も毎回手指消毒していました。当然、プログラムごとにコート全面を消毒していました。怪我人や体調不良者を出すことなく、大会を終えることができましたが、それで終わりだとは思っていません。今日も元気に登校しているかどうかが肝心です。

 

(学校紹介>)報徳最新ニュースのページや(学校生活>)クラブ活動案内のページに、その結果が一部アップされていますので、ご覧ください。競技種目により、全国高校総合体育大会(インターハイ)出場の権利を掴んだチーム、個人もあれば、あと一歩のところで涙をのんだチームや個人もいます。

皆さんはご存知でしょうか?「1本競射(いっぽんきょうしゃ)」これは弓道の大会で使用されるルールです。我が報徳学園弓道部は予選同率3校の一つとなり、3つ巴戦を戦うこととなりました。この「1本競射」は3チーム各5人が1本ずつ矢を持ち的を射て雌雄を決するのです。我が弓道部は準優勝という結果になり、全国大会への切符を手にすることができませんでした。この1矢を通して報徳学園弓道部員は更にたくましく成長してくれると信じています。

私は仲間とともに夢や目標に向かって挑戦し続ける報徳学園生を日々見つめ続け、声援を送り続け、保護者の皆さんとともに応援し続けます。

 

今朝もグラウンドには、いつもの自主練選手たちがいました。いつものようにグラウンドを歩いていると、いつもより遠くから朝のあいさつが飛んできました。しかも大きな声で「おはようございます」と。目頭が熱くなりました。

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「次こそは、やります」その彼は力強く 決意を述べました。

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