校長より

中学高校 [2021.6.11]

ある朝の教室風景2

朝の小テストが行われていました。今朝はタブレットによる解答ではなく、筆記用具を手にペーパーに記述解答する日でした。タブレットを文房具のように活用できることはもちろん、「書く」という作業を通して、身につけてもらいたい力もあります。テストですので、正答が求められますが、「考えたこと」を整理して「書いて表現する」という作業自体にも意味があります。正しい道筋をたどり「考え、書いて表現する」ことで、少し大袈裟かもしれませんが、よりよく生きるための思考力を培うことにもつながっていくと思います。

小学生の頃は鉛筆を使い、中高生になるとシャープペンを使い、ノートやテストなど所定の用紙に個性ある文字をたくさん書いてきたろう生徒諸君!今は、スタイラスペンというパソコンやタブレットに直接書き込むことができるような便利なペンもありますが、書き心地という点でも紙に直接書く感覚も大切な何かを君たちに育んでくれているはずです。
学園生の中に、幼いころ自ら書いた作文やノートを残している人がどれくらいいるでしょうね?私自身も、わが子の図工や美術の作品は押し入れに残していますがノート類は処分しています。小学生のころ、一度父に「利幸、字はもっと丁寧に書きなさい」と注意をされたことがあります。そんな私は、文字がきれいな人を単純に尊敬してしまうところあります。

文字に自信のある報徳学園の生徒諸君、私にノートを見せつけにきてください。

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