校長より

中学高校 [2021.9.15]

かつては今日9月15日が「敬老の日」でした

今年は5日後の20日(月)がその日となりますが、かつては9月15日が「敬老の日」と固定されていました。その発祥が、兵庫県多可郡ということを知っている方もおられると思います。
兵庫県多可郡 野間谷村が、昭和22年の9月15日を「としよりの日」として、55歳以上の人を対象に敬老会を開催したのが「敬老の日」の始まりと言われています。
野間谷村の村長が戦後の混乱期、子どもを戦場へ送った多く親を癒す意味も含め、農閑期のこの日「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」と提案したようです。
新型コロナウイルス感染症で、最後のお別れすら満足にできないままで、今なお心に喪失感を抱いている方が、この地球上にどれくらいおられるのでしょう。

報徳学園の生徒諸君、報徳訓に「父母の富貴は祖先の勤労にあり」とありますね。
おじいちゃんやおばあちゃん、「敬老の日」をお祝いしたい方が近くにお住まいなら、顔を見せてあげましょう。遠くても、今は便利なツールがありますので、顔を見せて電話することも可能ですよね。皆さんの元気な姿を見れるだけで、きっと喜ばれるでしょう。

前期末考査まで、2週間を切りました。新型コロナウイルス感染症予防対策もあり、緊張の続く日々ですが、このウイルス対策には少しずつ明るい話題も聞かれています。ウイルス研究は人類が生き延びるために最優先される研究の一つであることが広く認識され、その分野で力を発揮しようと考える若い魂も育っていると信じています。皆さんの中にも、いるのではないでしょうか?期待しています。

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