校長より

中学高校 [2021.11.16]

飾らず、誠実で、素直な言葉、そして感謝を忘れない態度

誰のことか分かりますか?
2週間の自主隔離期間を終えて、記者会見に臨んだ大リーガー 大谷翔平選手のことです。今シーズンの成果が確かな自信となっているのでしょうね。記者から投げかけられる一つ一つの質問への回答が分かりやすくて、聞いているものの心に直球で伝わっていくようでした。皆さんは、大谷選手の記者会見をどんな風に観ましたか?
<記者会見で印象に残った言葉>
「プレーする側としては、夢を与えようとか、元気を与えようというのは、まったく考えていない。そう受け取ってもらえたらうれしいと毎日頑張っている。そう受け取ってくれるのは、その人がそういう感覚を持っているからなので、そういう純粋な感覚があるならば、それは素晴らしいこと。 特に野球をやっている子は、うまい選手を目標に頑張ると思うので、僕自身、それに値するような、目指されても問題のないような人間として、今後も頑張っていきたい。そうなるように子どもたちのことも応援している」
「野球をやっている子どもたちへのメッセージに関しては、正直、小学校・中学校で伸び悩むということはないと思うので、それは心の持ちよう。必ずうまくなりたいという気持ちがあれば、必ず伸びる時期。そう思うメンタリティーの方が問題。 高い目標を持って、こうなりたいなという選手の目標みたいなのを持っていれば必ずよくなる」

今は、著名人の発する言葉や一挙手一投足が瞬時に全世界に伝わります。今回は記者会見という公の場ですので、心の準備もあったでしょう。それでも、生き方考え方がしっかりとしていないと発せられない言葉の数々だったように感じました。いざという時の言動は、とりもなおさず、日頃の生活が全てなのですね。
報徳学園の生徒諸君、日頃から自らの考えや思いを言葉にして表現できるように鍛えておきましょう。尚且つ、英語で表現できるようにしたら鬼に金棒ですよ。

余談
女優の杏さんは、三人のお子さんを寝かしつけた後、フランス語と英語の勉強を毎日2時間しているそうです。

余談2
ところで、今更ではありますが、皆さんはご存知ですよね。
「西の報徳、東の花巻東」大谷翔平選手が3年間、野球と勉学を勤しんだ花巻東高等学校も、二宮尊徳の報徳思想を建学の精神としていることを。

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