校長より

中学高校 [2022.2.4]

私立大学入試真っ只中 報徳生の健闘を祈ります

2月に入り、阪神間では立春の今日まで4日間中3日間は朝日の登る天候が続いています。
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私立大学一般入試の真っ只中、高校Ⅲ年生の教室前や蟻田記念館の自主学習教室前を「報徳生は力を存分に発揮できているだろうか」と思いながら毎日歩いています。

私自身、今から46年前の2月1日を初日に京阪神間の私立大学を数校受験しました。ふるさとが丹波市(当時は氷上郡)なので、泊を伴う受験もありました。畳の大部屋で多くの受験生と雑魚寝して、翌朝雪の降る中バス停まで歩き、受験校に向かったこともあります。途中、雪の積もった歩道橋で、足を滑らせてしまいズボンが破れてしまい、膝小僧をすりむきながら受験したのも今となっては思い出です。私のようなドジな報徳生はいないと思います。

当時を振り返ってみると、受験初日を終えるとその後、嘘のように緊張感が少なくなったことは確かです。極度の緊張感が続かない私でした。それが良かったのか悪かったのかは分かりません。緊張を強いられる「試験」と名の付くものを40歳を過ぎても50歳を過ぎても何度か受けることになりました。社会人となってからもステップアップのために「試験」は不可欠だったのです。
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立春早朝の河川敷:大学でも走り続ける高Ⅲ陸上長距離部員 ステップアップのために努力し続ける姿

一般入試で頑張っている皆さん、皆さんの挑戦は皆さんの人生で、きっと意義あるものとなるはずです。少なくとも、私の経験からは断言できます。すべてがうまくいったわけではありません。うまくいかなかったことも含めて、今があります。そして、その今を支えてくれたたくさんの人々の中に両親がいます。
成人するまで学業に専念させてくれた両親、大学受験をさせてくれた両親、下宿生活を許してくれた両親には感謝しかありません。今あるのはすべて両親のおかげといっても過言ではありません。

報徳訓より
「身体の根源は父母の生育に在り」「吾身の富貴は父母の積善に在り」なのです。

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