体力増進・相互扶助の精神・自然に親しむ・登山のルールなどを目的として、報徳学園の伝統行事である「六甲山強歩大会」が８日（火）晴天の下、実施されました。
　阪急岡本駅から住宅街を通って、学年ごとに保久良神社に集合
＜行程＞
　保久良神社（スタート）　→　風吹石　→　雨ケ峠　
→　一軒茶屋（昼食）　→　大平山　→　大谷乗越　
→　塩尾寺　→　武庫山　→　甲子園大学　→　紅葉ガ丘　
→　住宅街　→　湯本台広場（ゴール）

　私は、９時過ぎから一軒茶屋前で登ってくる生徒を出迎えていました。好天で、日差しもあるのですが、空気が冷たく感じていました。汗だくになって登ってくる生徒は一人一人「おはようございます」「こんにちは」など、疲れているだろうに、きちんと顔を向けて私の目を見ながら挨拶してくれました。

　一人の中学生が小さなビニール袋を持って、私のそばにきました。「校長先生、ゴミ箱はどこですか？」と尋ねてきたので、「登山ではゴミは持ち帰らないといけないんだよ」と答えると「はい」と返事してくれました。ただ、そのゴミは彼が登ってくる途中で拾い集めてきてくれたものでした。事情が分かったので、その小さなビニール袋は私が預かり「ありがとう」と彼に声をかけました。最後尾から登ってきた先生も大きなビニールを持っていましたが、中はほとんど空でした。
　素敵な中学生に出会えたことを私のＴＧＴに記しました。