校長より

中学高校 [2023.5.11]

仲間の支え

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その朝、2人は「おはようございます」と私の横を通り過ぎた。
一人は松葉杖、もう一人は前と後ろに通学カバン。どこから友のカバン運びを手伝ったのだろう?
微笑ましく感じた。
学園に勤め始めて5年目になるが、これまで、このような仲間を支える姿をたくさん見てきた。
困っている友人がいたら手を貸すのは当たり前のことかもしれないが、そんな空気感が学園には溢れている。
私自身、授業や部活で直接生徒を指導しているわけではないが、日頃の授業風景や業間、お昼休み、部活動、放課後自主学習スペースなどで生徒たちを見ていると、精神的な部分でも支えあっているからこそ、それぞれの力を発揮できているのだと感じるのだ。
学業でも、部活動でも成果が上がる時ばかりではない。辛く苦しいことの方が多い。それでも、支えてくれる仲間がいるから、支えたくなる仲間がいるから「今を懸命に生きている」のだと感じる。
報徳学園で過ごす6年、または3年で、一番の宝物は「仲間の支え」ではないだろうか。

報徳生が人間性豊かな人として、社会に貢献する存在になってくれることを信じて、学園の教職員は日々邁進しています。

追記
今日は近隣の小学校から可愛い2年生が、学園施設を参観してくれました。
「君たちのロールモデルのようなお兄ちゃんたちばかりでしょう」と2年生の後ろ姿に声なき声を発しました。

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