進路指導情報

中学高校 [2020.10.6]

大阪大学SEEDSプログラム受講レポート②

SEEDSプログラムに参加する生徒から講義の参加レポートが届いています。アカデミックな学びを感じてくれている様子をご覧ください。

SEEDSの体感コースではオムニバス形式の講義と講義後の「めばえ道場」(少人数によるディスカッション)や 最先端科学技術体験ツアー等に加え、留学生との交流など異文化交流体験に参加します。
その国際交流の第一弾として英語の必要性を講義してもらっています。

今回は「将来なぜ英語が必要になるのか」と「超伝導の科学」という2つの講義を受けました。
1つ目のなぜ英語が必要になるのかについての講義をしてくれた山崎先生がしている研究の中に、線虫のにおい学習にかかわる遺伝子の解析というものがあって、ヒトと共通の遺伝子を持つということが解明されているということをおっしゃっていて、非常に興味深く思いました。また、研究者になると論文を読んだり書いたりするのもすべて英語で行い、さらに日本語に翻訳されるのを待っているとそれだけで半年とか過ぎてしまい、古い情報になってしまうので英語は研究者になるためには必須であるということがわかありました。さらに、例えば先生がスウェーデンの大学に留学した時にFikaという間食を一日数回取ると言っていて、そこでコーヒーを飲みながらコミュニケーションをとっていく中でよいアイディアが生まれることも多々あったということや、プライベートを特に大事にしていたという話を聞いて日本の長時間働くことを美徳とする点と比べるとどちらの方が良いのかなと思いました。
2つ目の講義では超伝導になるために必要な温度を式で表すBCS理論というものが印象に残っています。また、そのことについてめばえ道場でディスカッションしながら理解を深めることもできました。さらに、今までは超伝導の状態に持ち込むには現実ではほぼ実用不可能であろう温度まで冷やす必要があったのですが、最近‐20℃ぐらいまで下がってきておりリニアモーターカーも2025年には実際に運用が開始されるとのことだったので将来的に身近なところでどんどん実用化されていくのではないかと思います。

SEEDプログラムについて

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