本日、今年度でご退職される先生方の離任式および、平成27年度後期終業式を行いました。お世話になった先生との別れを惜しみながら、本日の終業式をもって平成27年度の課程を終えました。高校Ⅱ・5年生は最高学年のⅢ・6年生へ、高校Ⅰ・4年生は学校の中核を担うⅡ・5年生へそれぞれに進級します。Ⅲ・6年生はほとんどの生徒が大学進学を目指します。今のうちから受験等に向けて準備をしていきましょう。Ⅱ・5年生はクラブ活動や学校活動内で中心となってきます。それぞれの学年でのより一層の活躍を願います。
また、その後に全国大会出場クラブの壮行会と戦績発表を行いました。これから全国大会を控えるクラブ、そして全国大会出場を目指すクラブの生徒は、我が報徳学園の名を全国に轟かせられるよう頑張ってください!
報徳学園 のすべての投稿
平成27年度 中学校 後期終業式
本日、大谷記念講堂において平成27年度中学校後期終業式が行われました。まずはじめに、開式に先立って、退任式を行い、今年度退職される富阪先生、迫頭先生、合田先生、堀田先生、田淵先生、山本先生、ドカティ先生からご挨拶をいただきました。退職される先生方には自彊会長から花束の贈呈があり、大きな拍手の中退場されました。
その後は終業式にうつり、全校生徒で校風三則を朗唱し、校長先生からの式辞がありました。グローバル化が進み、コミュニケーション能力が必要とされる中で、徳を身に付けることが大切であるという話がありました。また、本校の中学3年生が夏休みの宿題や宿題考査で取り組んできた日本ニュース検定において、優秀団体賞を受賞したことの報告もありました。4月からは挑戦することに目標をおいて、上を目指して努力をしてほしいという話で終わりました。その後、全校生徒での校歌斉唱、校長先生による二宮翁夜話「勤惰の別」の朗読を行い、終業式は終了となりました。
終業式終了後、中学集会にうつり、小テスト成績優秀者の表彰とクラブ表彰(サッカー部、柔道部)が行われ、生徒指導部から春休みの過ごし方についてのお話がありました。
4月から学年が1つ上がり、後輩を迎え入れます。新1年生にとって、尊敬される先輩になれるように、春休み中の生活や行動をしっかりと頑張ってもらいたいと思います。
HOTOKUジュニア第95号配布
3月18日(金)中学生にHOTOKUジュニアを配布しました。
マラソン大会・球技大会・3年修学旅行・弁論大会・自彊会選挙・人権教育講演会・クラブ戦績等、盛りだくさんの内容です。保護者の皆様方も是非、ご覧ください。

平成27年度 第69回 修了式

第69回報徳学園中学校修了式
修了式予行・小テスト優秀者表彰
明日の修了式に向けて、先週に予行を行ないました。クラス代表の生徒は緊張した面持ちで流れを確認していました。呼名での返事や校歌では大きな声は出にくかったようですが、当日は元気にさわやかな表情・態度でしっかりと歌ってくれるものと学年団一同期待しています。予行の後、小テストの成績優秀者の表彰式を行ないました。日頃の努力の成果を積み重ねた生徒諸君のがんばりに大きな拍手です。各表彰者は以下の通りです。
Ⅰ進小テスト後期表彰者
英語:1位 門浦拓海君・村山 輝君 3位 長浦広樹君
国語:1位 鈴木大河君・若狭武蔵君・加藤翔馬君・田中佑征君
数学:1位 山﨑康司君 2位 岩本敬吾君 3位 田中佑征君・中山佳祐君
Ⅰ進選抜小テスト年間総合表彰者
1位 伊地知訽君 2位 二宮聖城君 3位 物上 巧君
Ⅱ進小テスト年間総合表彰者
1位 松浦淳与君 2位 大石智也君 3位 藤井祐志君
高Ⅱ・5年対象進路説明会
特活・テスト返却登校日
今月のうた・ことば
3月のことば
奥山は冬(ふゆ)季(き)にとぢて雪ふれど
ほころびにけり前の川(かわ)柳(やぎ)
寒さもやわらぎ、いよいよ春めいた様子が見られるようになってきました。今月の言葉に選んだ歌は、春の訪れを詠んだものです。その内容は、字義そのままに受け取れば、まことに平凡なものです。奥山はまだ雪が積もり、ときどき吹雪にもなるけれど、山のふもとを流れる川の堤の柳は、すでに芽を膨らませはじめ、春めいてきました。これは間もなく山奥までも、春景色になる前兆であるというものです。とくにわかりづらいところはないと思います。ただ、この歌に込められているのは、報徳の大切な教えのひとつ、「至誠」なのです。
尊徳先生は、仕法書のなかに、多くの歌を書き入れています。この歌も、多くの村落立て直し仕法書に入れられています。そこには、次のような題がつけてあります。
「禍福のまさに至らんとするや、善も必ずまずこれを知り、不善も必ずまずこれを知る。ゆえに至誠神のごとし」
これは、儒教の聖典『四書』のひとつ、『中庸』の一節です。よいことにも、わるいことにも、必ずその前兆があり、本当に澄み切った心でものごとを眺めれば、自ずとことの吉兆は見えてくるもの、何でも神様のようにお見通しだ、というような意味です。これまで何度も触れていますが、尊徳先生の道歌には、神道、儒教、仏教の教えのなかで、これはよい、と思ったものを農民向けにアレンジしているものが多くあります。この歌もその一つと言えましょう。夜話のなかにも、同じような言い回しがでてきます。「山も谷も寒気に閉じて、雪は降り、凍りついていようとも、柳の一芽が開きそめれば、山々の雪もみなそれまでで、ないも同然だ。(中略)今ここに、幾万両の借財があっても、何万町歩の荒地があっても、賢君があってこの道によるときは憂えるに足らない」というものです。「心の荒蕪」が開ければ、本当の荒地がいくらあってもなんてことはない、という、あの言葉を思い出させてくれます。
勉強やスポーツで考えれば、本当にやってやろうという気持ちさえあれば、困難に見舞われてもへこたれずに、結果は自然とついてくる、心構えこそが大切だ、ということでしょうか。クラスやチームで考えれば、一人変わったな、と思える生徒が出てくれば、それはクラス全体がそうなっていく予兆だ、ということでしょう。みなさんも、集団をよい方向に導く、その最初の勢いを生み出すリーダーとなってくれることを期待しています。