月別アーカイブ: 2016年10月

高等学校後期始業式

後期始業式が行われました。始めに住友校長より受験生の高校三年生に向けたメッセージが贈られました。自分の目標に向けて逃げない姿勢を貫いてほしいという話に続いて、全校集会に移り、クラブ(相撲部 硬式野球部)の報告がありました。また日頃の自彊会活動に関して、段上地区の方々から表彰状を頂きました。最後に生徒指導部長の橋本先生より、後期を迎えるにあたっての諸注意がありました。学園祭や六甲山強歩大会等、後期も行事が盛り沢山です。報徳生一人一人が責任と自覚を持った行動を心掛け、有意義な学園生活を送ることをを期待します。

koukou-20161101-1s

koukou-20161101-2s

今月のうた・ことば

十月のことば 
  修行は要るか要らぬか、用に立つか立たぬか
    知れぬ前によく学びおくべし

 今月のことばは、『二宮翁夜話』の「柿の実」と呼ばれる段からとりました。ここで述べられているのは「因果(原因と結果)」の理ですが、勉強、読書に対する姿勢をも我々に教えてくれています。尊徳先生が、近くの木からもぎ取った柿を手に話をしている、そんな場面を想像しながら読んでほしいと思います。

 「この柿の実を見るがよい。人に食べられるか、鳥のえさとなるか、落ちて腐るか。その将来は、枝葉の陰にあるときの精力の運びにより、決まっているのだ。柿も熟してから市場に出して売られるとき、三厘になるもの、五厘になるもの、一銭になるもの、様々である。はじめは同じ柿であっても、熟し具合によってそれぞれ価値が異なってくる。これはそれまで枝にあるときの精力の運び方によるものである。天地の間の万物はみな同じである。隠れているうちに生育して、そして人に得られてからその徳を表すのである。人もまた同じである。親の手元にあるときに、身を修めて諸芸を学び、よく勤めたその徳によって一生の生業(なりわい)が立つのである。大人になってから、若い時にもっとよく学べばよかったと後悔するのは、柿が市場に売られてから、もう少し精気を運んで大きく甘くなればよかったと思うのと同じである。後悔先に立たず、とはこのことである。古人も「前に悔め」と教えている。若い者はよくよく考えなければならない。ゆえに、修行とは、要るか要らぬか、役に立つか立たぬか分からぬうちによく学んでおくべきなのだ。そうでなければ、ものの役に立たぬ。柿も枝葉の間にあるうちに太くならなければ、市場に出てからでは仕方ないのと同じである。これがすなわち因果の道理というものだ」
 
 尊徳先生の遺した著作に関して、まず驚かずにいられないのは、その量が膨大な点です。全集で36巻、別冊1巻。明治、大正、昭和中期までの個人全集としては随一です。専業作家である漱石も鴎外も及びません。しかし、尊徳先生は著述を生業とはしていません。実践家です。忙しい実務の傍らで著述を行うには、積極的にその時間を捻出する必要があります。睡眠時間は一日平均4時間だったと言われています。偉大なる実践家は、偉大なる読書家・著述家でもあったのです。
さて、幼・少年時代の先生の読書は、薪を背負いながら、臼を引きながら、伯父に叱られながらのものでした。百姓に学問は必要ないという時代や境遇に抗うように身に付けたものです。また、「親の手元にあるときに」とありますが、金次郎少年は保護されるべき対象ではなく、極貧の中で一家を支える役割を担い、弟たちを庇護する立場でした。こう考えると、我々がいかに恵まれた境遇にあるのかが見えてくるのではないでしょうか。「学生」という身分、すなわち勉強すること、学ぶこと、読書することが仕事であるうちは、選り好みせず、知った風な口を利かず、大いに打ち込んでおいてほしいと願っています。

平成28年度後期始業式

本日、大谷記念講堂にて、28年度後期の始業式が執り行われました。住友校長先生より、今年ノーベル賞を受賞した大隈良典氏の話題から、目標を持って基礎をコツコツ行うことの大切さについてお話がありました。
また、本日より冬服への移行期間となり、服装とともに心も新たに新学期を迎えました。

tyuugaku-20161007-2s

tyuugaku-20161007-1s

後期始業式

短い秋休みが終わり、後期が始まりました。10月22日23日には学園祭が開催されます。大学受験では推薦、面接試験が始まっています。
クラブ戦績発表で、相撲部の国体戦績、野球部の秋季県大会準優勝選抜大会の予選となる近畿大会出場が決まりました。

kou1-20161007-1s

kou1-20161007-2s

平成28年度後期始業式と学年集会が実施されました。

秋晴れの恵まれた気候のなか、久々の詰襟の学生服に袖を通した凛々しい姿が印象的でした。学校長からは、スポーツ、学業ともに心新たに具体的な目標を定め、真摯に取り組むよう話がありました。また、学年集会では生徒指導部長、学年主任、学年指導部からSNS使用上の注意、生徒指導抵触についての注意喚起、最高学年へ向けての心構え等、講話がありました。
新しい学期が始まりました。もう一度襟を正して日常生活を大切にしていきたいものです。

kou2-20161008-1s

kou2-20161008-2s

kou2-20161008-3s

kou2-20161008-4s

平成28年度 高校 後期始業式

10月7日(金)、後期始業式が行われました。
全校生徒が体育館に整列し、校風三則の朗誦、学校長の式辞、校歌斉唱、二宮翁夜話の朗読が行われました。秋休みが終わって衣替えもあり、久しぶりの学生服での式典となりました。
始業式後には、相撲部と硬式野球部の戦績発表が行われ、盛大な拍手が起こっていました。また、自彊会が地元の夏祭りのボランティアに参加したことに対する感謝状の贈呈も行われました。
本日より、後期が始まります。生徒諸君の活躍を期待しています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

AAホームステイ語学研修生より

谷口 拓君

今日はホストファミリーにブレイキングバッドという有名なドラマの撮影地に連れて行ってもらいました。ドラマの風景がそのままで自分もドラマの中に入っているように感じました。そして午後からは日本の商品が売られている店に連れて行ってもらい、日本でもお馴染みの商品を見つけ懐かしい気持ちになりました。
kokusaitaniguti-20161005-1s

kokusaitaniguti-20161005-2s