今年一番の北風の冷たい朝、岡本保久良神社集合出発の六甲強歩大会が行われました。各クラス6名基準の班行動で、六甲山頂経由宝塚まで20キロの山道を全校で縦走しました。9時出発で、3時過ぎに全員完走しました。少し寒さを感じながら心地よい秋の六甲を体験できました。
月別アーカイブ: 2016年11月
六甲強歩大会
11月10日、六甲強歩大会を実施しました。中学1年生にとっては初めての六甲強歩でしたが、参加者は無事全員完走することができました。次は12月のマラソン大会に向けて頑張って欲しいと思います。(写真は、特に早く完走したグループの生徒たちです。よくがんばりました!!)
推譲会研修旅行
今年の推譲会主催の研修旅行は11月9日(水)豊岡・出石に行ってきました。早朝バス待つ間の曇り空の中、強風と寒さに耐えるスタートとなりました。現地でもあいにくの小雨まじりの寒さとなりましたが、皆さん晩秋の城下町の風情を買い物とともに楽しまれていました。また、豊岡かばん工房ではそれぞれが選んだ皮素材でおしゃれな小銭入れが出来上がりました。お楽しみの昼食では名物皿そば、黒毛和牛ステーキに舌鼓を打ち、にぎやかに過ごしました。行き帰りのバスの中でも皆さん話が弾み楽しい一日旅行となりました。お疲れ様でした。
ラグビー部 第96回全国高等学校ラグビーフットボール大会兵庫県予選
第96回全国高等学校ラグビーフットボール大会の兵庫県予選の準々決勝が11月6日JR西日本鷹取グランドで行われ市尼崎高校と対戦。前半2トライ(2G)後半9トライ(8G)の計11トライ(10G)の75点を奪い、市尼崎高校を前半のPGの3点に抑え完勝しました。準決勝は11月13日(日)14時30分より神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で甲南高校と対戦します。ご声援よろしくお願いします。
陸上競技部 第71回兵庫県高等学校駅伝競走大会
第71回兵庫県高等学校駅伝競走大会が6日篠山市の高校駅伝コースで行われました。11年ぶりの都大路を目指す本校は1区で今井がトップと14秒差の2位と好発進すると2区藪田も区間2位の好走で粘り、3区遠藤がトップと10秒差まで詰めるなど上位争いを展開しましたが、粘り及ばず2時間7分38秒の3位でゴールしました。この結果11月27日(日)に大阪府能勢町で行われます第67回近畿高等学校駅伝競走大会に出場します。ご声援よろしくお願いします。
1区 今井 毅 (区間2位 30′24)
2区 藪田 一志(区間2位 9′11)
3区 遠藤 悠紀(区間2位 25′01)
4区 石森 海晴(区間3位 24′32)
5区 高橋 隼人(区間3位 8′46)
6区 平田 佳祐(区間2位 14′31)
7区 川田 信 (区間3位 15′13
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平成28年度阪神総合体育大会駅伝競走競技大会
日時 平成28年11月5日(土)
会場 武庫川河川敷公園
報徳学園
◆1区 辻川 悠冬 10分28秒
◆2区 玉城 旭 10分25秒
◆3区 佐藤 墾 11分03秒
◆4区 山本 遥平 10分46秒
◆5区 錦織 大樹 10分32秒
◆6区 難波 喬輔 10分35秒総合
1時間3分49秒 〔第23位〕
以上の結果になりました。
西宮総体から2週間、練習の成果もあり多くの選手が前回の記録を更新することが出来ましたが、他校のレベルも高く、第23位と言う結果でした。
ご声援ありがとうございました。
放送部 総合文化祭 高校放送コンテスト兵庫県大会(予選)に参加しました!
平成28年11月3日(祝)、姫路市立琴丘高校で行われた総合文化祭放送文化部門コンテストの予選に下記のとおり出場しました。
次は、11月20日(日)に姫路市市民会館を会場として行われる決勝にTVドラマが出場します。応援よろしくお願いします。
○朗読部門=卞 駿機(Ⅱ-3)「遠い朝の本たち」(須賀 敦子)
学校見学は随時受付中です!
報徳学園では、「せっかくの学校説明会なのに用事があって行けない」という方々のために、いつでも学校見学していただける環境を整えております。10月29日(土)は学進舎Yセミナーに通う小学生・中学生が来校してくださり、授業見学や人工芝体験をしてくれました。
土曜日の午前中だと授業も見学できますし、もちろん平日でも可能です。来校される前日までにお電話いただきましたら、校外学習等のスケジュールや見たいクラブ活動の練習予定などを確認し、当日も担当者が説明・案内をさせていただきます。
ぜひ一度、報徳学園に足を運んでください。ご連絡お待ちしております。
今月のうた・ことば
十一月のことば
わが道は分度に在り。分は天命なり。度は人道なり。
分定まり度立って、譲道生ず。譲は人道の粋なり。
二宮尊徳先生は天地自然と人間との関わりを深く深く考えられ、人間も他の動植物同じく、自然と調和して生きていかなければならないと知っておられたのでしょう。尊德先生は幼い頃、付近を流れる酒匂川の度重なる氾濫で一家は田畑を流失し、貧乏のどん底を経験しました。一家がどんなに苦労しても、それとは無関係に自然の運行は続きます。
父が病弱なため、少年金次郎は父の代理として酒匂川の堤防工事に出ます。12才の頃でした。大人と同じように働けないことを歯がゆく思い、「早く大人にして下さい。」と天に願ったそうです。さらに力不足を補うために毎晩草鞋を作り、翌日堤防工事で草鞋が破れた人々に差し出しました。松苗が売れずに困っている老人から売れ残った200本を買い上げ、酒匂川の土手に植えました。そして時間があれば松苗の手入れをし、川の流れをじっと見詰めていました。
そして、14歳で父が、16歳で母がなくなり、哀れに思った村の人々がわずかに残された田地に田植えをしてくれるも、再び酒匂川が氾濫して田地を流失してしまいます。無情とも言える自然の運行です。
しかし、金次郎はこのような厳しい状況にあっても、常に何か自分にできることはないかと工夫を凝らし、手間をおします苦労をいとわず事にあたりました。天から与えられた境遇の中で、人としてできることを精一杯尽くしました。
分度の分は天命で、天から与えられた使命であり、天から受けた運命です。少年金治郎が、天から与えられた無情とも言える運命を恨んだかどうかわかりませんが、人道の限りを尽くしたのではないでしょうか。ここに「分」と「度」、自然と人間の調和を感じるのであります。
天地自然には何等意図がなく、その絶大な生成化育のエネルギーはすべてのものに等しく及びます。稲も育てば雑草も育ちます。益虫が育てば害虫も育ちます。害・益はあくまでも人間の都合による見方です。
天から与えられた使命と運命、これに基づいて人間が果たすべき勤め、ここから「分度」が生まれます。私たちが個々に与えられた状況で果たす役割、つまり、「ここまではやらなければ!」とか、「これ以上はダメだ。」と言った「わきまえ」、「限度」であります。
報徳の4綱領は、至誠・勤労・分度・推譲です。至誠・勤労~一生懸命働いて生活に必要な物品を産出し、分度・推譲~分度を立てて産出した物品をむやみに費やさずに余剰を蓄え、これを自分の将来や世のため、人のために押し譲るというのが、「推譲」までのプロセスです。
推譲は金品を押し譲るだけではなく、自分の時間を費やして手間を掛けて何かをして差し上げること、相手を認め相手のいうことを受け入れること、つまり心の上での譲りも含みます。経済的に自立していない中高校生に金品の推譲は求めるべくもなく、それよりも心の上での譲りを身につけていただきたいと思います。自己主張のみで相手を受け入れることができなければ、争いは絶えません。争いがなく、物心ともに平和で豊かな社会を実現するのが人間の使命とすれば、その根幹をなすのが推譲の精神です。「譲は人道の粋なり。」