月別アーカイブ: 2019年2月

第60回近畿高等学校柔道新人大会

日時  平成31年2月2日(土)

会場  京都市武道センター

結果
 <団体戦> ベスト16
 (1回戦)報徳 シード
 (2回戦)報徳 ◎(2人残し)  和歌山北(和歌山県)
 (3回戦)報徳  (2人残し)◎ 京都学園(京都府)

以上の結果となりました。
県新人戦での結果より、兵庫県より10校が近畿大会に出場し、本校は兵庫県3位校として出場しました。
2回戦は、和歌山県代表の和歌山北と対戦しました。先鋒が引き分け、次鋒が1人抜き、2人目で引き分け、中堅が相手校の副将と引き分けました。本校の副将が相手の大将と対戦し、試合中盤に不用意に攻めてきた内股を返して技ありを奪い、2人残しで勝利しました。
3回戦は京都府の優勝校で、今大会第3位に入賞した京都学園と対戦し、先鋒は強敵との対戦となり、相手の背負投をうまく返し、技ありを奪い勝つことができました。その後、相手校の次鋒に本校の先鋒、次鋒、中堅が抜かれてしまい、厳しい状況になってしまいました。副将と大将で善戦するも、副将の相手に技ありで敗退し、チームとしても敗退が決まりました。
この大会で得たことと反省点をしっかりと見直して、今後の大会に向けて一層努力をしたいと思います。
また、2月11日には県新人大会個人戦の結果から選抜された選手のみで行う体重無差別の兵庫グランプリ高校柔道選手権がグリーンアリーナ神戸にて行われます。優勝を目指して頑張りたいと思います。
ご声援ありがとうございました。

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保護者対象進路講演会実施

 2月2日(土)13:30~本校大谷記念講堂にて保護者対象進路講演会を実施しました。河合塾からは大きく変化していく大学入試の状況や保護者の心構え、本校進路指導部からは本校生の受験状況などをお話しさせていただきました。当日は約300名の申し込みがあり、保護者の皆様も非常に大きな関心を持って参加していただいたという印象です。

進路講演会

今月のうた・ことば

二月のことば
 よしあしの種まくほどは見えねども
 春たつのべにこころせよ人

 この歌は「積小為大」の歌です。「積小為大」は良い方面の「小」を積むように、とのおしえとして使われることが多いですが、この真理は逆もまた然りであり、そのことを戒める歌となっています。「のべ」とは漢字で「野辺」と書き、「野原」と同じ意味です。今蒔いた種が良い花を咲かせるのか、そうではないのかは蒔いた時点では分かりません。良い種を蒔けば蒔いた分の実りを得られますが、悪い種を蒔けば蒔いた分の報いを受けることとなります。現在の言動が将来どのように返ってくるのか、我々は心して慎まなければなりません。
さて、尊徳先生の道歌には、儒教の教えを農民たちに分かりやすく教えるため、農作業を例にとったものが多く見られます。この歌の詞書(ことばがき:歌の意図を簡潔に説明する文章)には、『易(えき)経(きょう)』の一節が採られています。あの『三国志』の劉備玄徳が、その死に際し、我が子劉(りゅう)禅(ぜん)へ遺したのもこの言葉でした。ここにその現代語訳を紹介します。
『人間は、毎日の小さな良い行いを積み重ねることではじめて、素晴らしい人間になれるのです。悪い行いも、これを何度も繰り返すことがなければ、身を滅ぼすまでには至りません。しかし、小さな人間というのは、 小さな良い行いは、こんな小さなことは意味がないと考えてこれを行わず、 小さな悪い行いは、こんな小さなことなら構わないだろうと、繰り返し行ってしまいます。これが積み重なってあなたの身を滅ぼしてしまうのです。』
 「積小為大」は主に勉強面・スポーツ面で、「コツコツ努力を積み重ねる」という意味で語られることが多いと思います。もちろんその理解でいいのですが、「こんなことをして何になるのだろう」という驕(おご)りと、「これぐらいならいいだろう」という甘えを戒めるおしえでもあるのです。さて、頭髪服装指導のときに、このような考えが頭をよぎることはありませんか。前日の夜、当日の朝、鏡の前で自分に問いかけてましょう。