やわらかな春風に心華やぐ季節を迎え, 高校入学式が行われました。新型コロナウイルス感染拡大状況の中, 感染対策をしっかりとおこない、354名が報徳学園高等学校に入学しました。これから報徳生として, さまざまなことに全力でチャレンジしていって欲しいと思います。

やわらかな春風に心華やぐ季節を迎え, 高校入学式が行われました。新型コロナウイルス感染拡大状況の中, 感染対策をしっかりとおこない、354名が報徳学園高等学校に入学しました。これから報徳生として, さまざまなことに全力でチャレンジしていって欲しいと思います。
入学式を翌日に控え、高校新入生のオリエンテーションが入学式会場である体育館にて行われました。新入生たちは緊張した面持ちで臨み、新たなステージに上がる喜びと不安の入り混じった1時間を過ごしました。
日時 令和3年4月3日(土)~4月5日(月)
場所 岩手県釜石市
釜石鵜住居復興スタジアム、いのちをつなぐ未来館など
本校ラグビー部として、初めて釜石への遠征を実施しました。
初日と2日目には、ラグビーワールドカップ日本大会で使用された釜石鵜住居復興スタジアムで練習及び試合を行いました。その際、スタッフの方々から東日本大震災当時の状況やスタジアムに込められた復興への願いを伺いました。
いのちをつなぐ未来館においては、災害から命を守るために必要な防災の知識を学びました。防潮堤や住宅の様子から、生徒たちは東日本大震災の規模・被害を体感したようです。
最終日には、釜石市役所の方々に大変ご尽力いただき、自然と触れ合いながらチームビルディングを実施することもできました。
遠征を通じて、チーム力向上ならびに震災に対する理解も深まったと感じています。沢山の方々からのご厚意に感謝しながら、更なる成長に向け激しい練習に取り組んでいきます。今後ともご声援宜しくお願いいたします。
四月のことば
遠きを謀(はか)る者は富み、
近きを謀る者は貧す
この言葉は二宮尊徳翁が述べた言葉で、「遠い先のことを考える者は富み、近くのことばかり考える者は貧乏になる」という意味です。これに続いて尊徳翁は、「遠い先のことを考える者は、百年後のために松や杉の苗を植える。まして、春植えて秋実るものなど当たり前だ。だから富裕でいられる。ところが、目先のことばかり考える者は、春植えて秋実るものさえ、まわりくどいといって植えずに、ただ目の前の利益に迷って、種をまかずに実をとり、苗を植えずに作物を刈るようなことばかりに目をつける。だから、貧しくなるのだ。植えずに刈るようなものは、目の前に利益があるように見えるが、一度とったものは二度と刈れない。ところが、種をまいてとり、植えて刈るものは、年々歳々尽きることがない。」と述べています。
四月になり、新年度が始まりました。一年生は、報徳学園という新たな場で学校生活をスタートさせます。新しい環境において、「期待半分、不安半分」といった心境でしょう。二年生は、学校生活にも慣れ、少しずつこれからの自分について考える時期ではないでしょうか。三年生は、学校生活の集大成として、学習面では次のステージに向けての準備を進め、クラブ活動においては、下級生をまとめながら最後の大会に向けて活動していると思います。このように、忙しい日々が始まりましたが、新年度が始まるにあたって、一度立ち止まり自分の未来について考えてみてはどうでしょうか。もちろん、考えるだけで終わってしまっては意味がありません。しかし、自分が描く将来像がしっかりしていれば、それを実現するためには何をしなければならないのかを自ずと考えるようになり、行動に移すことでしょう。「未来の自分」について思いをはせ、それを実現するためには「今の自分」が何をすべきなのか、自分自身と向き合う時間も大切ではないでしょうか。
気象警報が出された場合、生徒の安全を第一とし次の通りとします。