本日14時より、大谷記念講堂において今年度の教職員対象人権教育研修会が実施されました。
講師は一昨年度と同じく、国立舞鶴高専特命教授の後野文雄(ごのふみお)先生です。
「気がかりな生徒への支援」というテーマで、前回とは異なるアプローチでお話いただきました。
子どもたちに身に付けてほしい三つの「たい力」や、児童・生徒の内面理解の重要性など、大変示唆に富む内容であり、有意義な研修会となりました。
月別アーカイブ: 2021年12月

令和3年度 報徳DAYを実施しました。
12月2日(木)、報徳DAYが実施されました。報徳DAYとは教員による校内外の清掃活動のことで、本校建学の精神である報徳思想を確認するとともに、ささやかながら地域への奉仕・貢献を行うものです。学校長をはじめ、多くの教職員が参加しました。
ここ10年あまりを振り返ると、年を追うごとに通学路のゴミが減少していることが実感されます。地域の皆様方の日々の活動に感謝申し上げます。

今月のうた・ことば
十二月のことば
右足一歩 左足一歩づつ進み歩行するより
速かなるはなく 順なるはなし
今月の言葉は、「二宮翁往来自然談」というものからの引用です。この言葉は、各教室にある「報徳一日一訓」の6日の言葉にもなっています。
尊徳先生はこの言葉について、「人が道を行くのには、必ず一歩から始め、両足を交互に動かすよりほかに、方法はない。いくら道を急いでも、両足を同時にあげれば転んでしまう。転ぶばかりでなく、手足をくじいてしまうことさえある。だから人類が生じて以来、また二歩ずつ一度に歩いた者はないのだ。歩くのに健脚と足弱の違いはあっても、一歩ずつ交互に進むことに変わりはない。これは天理からしてそうなのである。こうして一歩ずつ交互に進んで行きさえすれば、足弱の者でも万里の遠方まできっと行きつくことができるのだ。」と述べています。
今年も残すところあとわずかとなりました。学習面において、これまで学習してきたことは着実に身についているでしょうか。人間が記憶できる量はそれぞれですが、ほとんどの人がテスト前の勉強だけの一夜づけでは無理があります。例えば、今回の後期中間考査に向けて、どのように勉強しましたか。もし、一夜づけのような勉強だけの場合は、今月の言葉のように、毎日の授業、予習、復習でコツコツと少しずつ、時間をかけて身につけることもよいのではないでしょうか。
また、ほとんどのクラブで新人戦が終わりました。これからは春や夏の公式戦に向けて、誰もが今の自分より成長したいと思い、練習に磨きをかけていく時期かと思います。そんな中で、焦って練習に取り組んだり、オーバーワークによる怪我をしてしまっては、元も子もありません。無理をせず、一つ一つの練習を大切にしていきましょう。また、怪我をしている選手に関しても焦って復帰するのではなく、できる基礎練習などでコツコツ努力し、復帰したときに最高のパフォーマンスを発揮できるように準備しましょう。
勉強やクラブなどの目標を達成できるよう、右足、左足と一歩ずつ、焦らず地道に取り組んでみてはどうでしょうか。