中学サッカー部の生徒が大きな赤いパイロンをグラウンドに運んでいました。

思わず後ろからあいさつして、声をかけてしまいました。

「おはよう。たくさん一人で運んでいるんだね」

彼は振り返って

「ハイ、おはようございます」

サッカー部員だけでなく、中学生野球部員がグラウンドで活動する時にも、見かける光景なのですが、とにかく黙々と道具の出し入れをしています。今朝はたまたまだったのでしょう。いつもは部員同士手分けして、短時間で準備や後片付けをしています。

メジャーリーガー大谷選手の活躍やその振る舞いが連日テレビ報道されています。

運を引き寄せるために学生時代から「あいさつ、ごみ拾い」しているというようなことも言われていますが、要は心の問題だと思うのは私だけではないでしょう。

元気で、明るく、爽やかなあいさつをしている報徳学園の生徒諸君は、どうですか？

4校時大谷記念講堂で、高校Ⅱ年生を対象に西宮少年サポートセンター所長にお越しいただき、「薬物乱用防止教室」を実施しました。

若者の薬物に関わる犯罪が増加している現状と、薬物に手を出すことのないように動画の視聴も交えながら講義していただきました。

人生で、何かの壁にぶつかったり、迷路に迷い込んだりした人が、甘い誘惑に負けて手を出してしまうというような構図をさも当たり前のように、受け止めてはいけない。

某新聞の（17歳からの相談）人生相談に次のような回答がありました。

「打たれ強さをつちかうために、実際に頬を打たれる必要はない。心のしなやかさを育み、世に向かう感性を鍛え、真の想像力を養う。それは本を読むことだ。この世に広く、長く読まれてきた文学をひもとこう。(中略）読書を通してめぐり逢う　新しい仲間」

私はここでいう「仲間」とは「生き方」ではないかと思うのです。読書を通して、真の想像力豊かな人に成長してもらいたいのです。

進路サマーウィーク始動初日の昨日12日（月）は、株式会社ジンジブから2名の講師に来校いただき、「就職について」と題してお話していただきました。決して多くはありませんが、中学生、高校生、そしてお母さんが若干名参加してくださいました。女性講師のお二人は学生時代に武道（剣道・柔道）に励んでおられたようで、お二人の実体験やデータに基づくお話はとても親しみやすくて分かりやすい内容で、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

今日１３日（火）は、「学び博in尼崎」（伊丹シティホテル）と「大阪府警説明会」（学園西館会議室）の２つのイベントが実施予定です。
この後、パイロット校のサマースクールや京阪神間の大学による模擬講義と説明会など、8月5日（木）まで4日間、多数の大学関係者にお越しいただき、生徒諸君や保護者に進路情報を提供する予定です。（詳しくは「進路便り№２」をご参照ください）