月別アーカイブ: 2023年12月

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令和5年度 教職員対象人権教育研修会を実施しました。

本日14時より、大谷記念講堂にて今年度の教職員対象人権教育研修会を実施しました。
講師として井澤信三先生(兵庫教育大学大学院 特別支援教育専攻)をお招きし、「発達障害のある中高生の理解と支援」というテーマでご講演いただきました。
3つの発達障害(LD、ADHD、ASD)の今日的理解に始まり、特性を持つ生徒との関わり方について、具体的な事例を通して学ぶことができました。
大変示唆に富む内容であり、有意義な研修会となりました。

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R5県新人s

柔道部 高砂市長杯争奪 第42回兵庫県中学校柔道新人大会

日時  令和5年12月2日(土)、3日(日)

会場  高砂市総合体育館

大会  高砂市長杯争奪 第42回兵庫県中学校柔道新人大会
    兼 第35回兵庫県中学校新人柔道体重別選抜大会
結果
【男子団体】 ベスト16
 〈1回戦〉 報徳中 5-0 長坂中
 〈2回戦〉 報徳中 ②代-2 上郡中
 〈3回戦〉 報徳中 0-4 朝日中

【個人戦】
 〈50kg級〉第3位 吉岡 風太(2-2)
 〈60kg級〉第2位 平田 朋輝(1-1)

以上の結果となりました。
団体戦では、1回戦は順調に勝ち上がり、2回戦は本戦内で2-2の同点となり、代表戦にて一本勝し、勝つことができました。3回戦では、自分より大きい相手に対して善戦したものの、0-4にて敗退となりました。
個人戦では、本校より4名が出場しました。2年生の吉岡、1年生の平田が持っている力を十分に発揮し入賞しました。出場した4名は、課題も見つかり次に繋がる良い試合だったと思います。
来年7月の県総体に向けて、これからの練習で体力面、技術面ともに強化し、努力を続けたいと思います。ご声援ありがとうございました。

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今月のうた・ことば

十二月のことば
 それ正月は不意に来るにあらず
  米は偶然に得らるるものにあらず

 今月の言葉は、『二宮翁夜話』のなかから、年の瀬にふさわしいものはないかという思いで探してみました。すると、上に掲げた言葉が目に留まりましたので、ここで紹介します。
尊徳先生が桜町で仕法に取り組んでいるときの話です。畳職人の源吉という男がいました。口が達者で才気はあるのですが、稼いだそばからお酒を飲んでしまうので、常に困窮した生活を送っていました。その源吉が、年末に尊徳先生のところへ餅米を借りにきました。そのとき、尊徳先生が源吉を諭したときの言葉です。
「お前のように年中家業を怠って働かず、銭があれば酒を飲むようなものが1年間しっかりと働いた者と同様に餅を食おうというのは甚だ心得違いである。正月は不意にやってくるのではない。米は偶然にできるものではない。正月は365日明け暮れして来るのであり、米は春耕し、夏に雑草を取り、秋に刈り取って初めて米になるものだ。お前は春も夏も何もしていないのだから、米が無いのは当たり前だ。正月だからと言って餅が食える道理がどこにある。また、今貸したところでどうやって返すのだ。返せないときは罪人となる覚悟があるのか。正月に餅が食いたいのであれば、今日より酒をやめて、真面目に働いて再来年の正月に餅を食うがよい。今年の正月は過ちを悔いて餅を食うのはやめよ。」と懇々と説諭したそうです。この言葉を聞いて、源吉は己の過ちに気づき、酒も遊びもやめて、正月2日から仕事をはじめ、きっと再来年は人並みに餅を食べますと、先生の懇切な教えに深く感謝して帰ろうとしました。
しかし、その源吉を尊徳先生は呼び止め、「私の言ったことがしっかりと腹に収まったか」と尋ねます。源吉は、「誠に感銘を受けました。生涯忘れません。酒をやめて励みます」と答えました。すると先生は、白米一俵、餅米1俵、金1両に大根や芋などを与えてやったということです。先ほどまでさんざんお説教された後ですから、源吉もまさかこのような流れになるとは思ってもみなかったことでしょう。どのような気持ちで餅を食べたことか、察するに余りあります。これより後、源吉は生まれ変わったかのように勤勉になったということです。
尊徳先生らしい、人の心の機微をうまく捉えた、心憎いやり方です。源吉も、お説教されただけで帰っていては、どこかでその決意も破れてしまっていたかもしれません。厳しい言葉と、その後の救い。この二つが源吉を生まれ変わらせました。教えの中身もさることながら、その伝え方に、尊徳先生の教育家としての一面が見て取れる逸話かと思います。

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