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冬休み明け中学集会

新年あけましておめでとうございます。
1月9日(火)新年初めての中学集会がありました。
はじめに校長先生からの挨拶のあと、北陸の震災に関するお話がありました。当たり前の生活があることに感謝をし、今できることを精一杯行うことが大切であるとの内容でした。
その後、自彊会長から自彊会選挙に関して、進路指導・生徒指導の各先生からお話をいただきました。
文武両道を目指すに向けて一番になることだけでなく、努力をする過程が重要だという内容でした。
部活も勉強も一生懸命に頑張る大切さを再確認できたと思います。

冬休み前中学集会s

1月のことば ホームページ掲示用s

今月のうた・ことば

一月のことば

   読書と躬行

「書を読んで躬に行はざる者は、なほ鍬を買って耕さざるがごとし。耕さずんば、即ち何ぞ鍬を買ふを用いん。かつ読書と躬行と相まつは、なほ布帛に経緯あって後成るがごとし。読書は経なり。躬行は緯なり。経あって緯なければ、則ち以て織る能わず。織らずんば則ち何を以て布帛を成さん。行わずんば則ち何を以て斉家治国の功を成さんや。」
 新しい年を迎えました。新しい年のスタートにあたって目標を立てた人もいるでしょう。その目標に向けて具体的な行動はできていますか。計画は立っていますか。
冒頭の文章の中に「読書と躬行(きゅうこう)」「経(たて)糸と緯(よこ)糸」という言葉が出てきます。読書はもちろん本を読むことです。躬行とはなんでしょう。躬行(きゅうこう)とは「口で言う通りに自分から実行すること。みずから実行すること」です。尊徳先生は理論ばかりで実践を伴わない学者を嫌いました。いかに読書に通じ、文字の解釈に詳しくても、実践のともなわない学者を文字学者として遠ざけ、面会さえ拒否したそうです。尊徳先生は幼少期から読書をして勉強に励んでいたというイメージがあるかもしれませんが、何より行動、実践することを大事にしてきました。このことを「経(たて)糸」と「緯(よこ)糸」で例えているのが冒頭の文章です。経糸と緯糸の両方が無ければ織物はできあがらず、また、「織る」という行動自体をしなければ織物ができあがらないのは当然です。どれか一つでも欠けてはいけません。みなさんは自分の目標にどのように近づこうとしていますか。「読書と躬行」「経糸と緯糸」のように両方が組み合わさった計画が立っていますか。みなさんの一年が、その両方がかみ合った充実した一年になることを期待しています。

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