進路指導情報

高校 [2020.11.19]

大阪大学SEEDSプログラムレポート④

今回は大阪大学の吹田キャンパス内にある企業について話を聞いたようです。産学協同の様子が見れ、最先端の技術開発の様子を見れ、学問と研究、そして社会への還元まで大きなビジョンを感じることができたのではないでしょうか。

以下受講生との日記

今回は全員がオンラインでの参加でした。また、今回はいつもの講義を受けてめばえ道場という流れではなく、吹田キャンパス内にある企業の話を聞かせていただきました。全体で4社の企業の話を聞きました。

一社目は、先端細胞制御化学(TOPPAN)共同研究講座というところです。この会社は新薬を開発している会社で特に印象に残っていることは、独自に3D細胞培養技術を用いて、ヒトに近い特徴を有する立体組織を作成しマウスを使うよりもより正確に薬の効用をみることができるということです。また、発案した薬の94%は世に出ていかないという話を聞いて、非臨床試験だからそのような結果が出ただけで臨床試験ではそのような結果が出ないかもしれないという可能性を捨てているのがもったいないなと感じました。

二社目はダイキン協働研究所です。この会社はエアコンが企業の90%を占めていて残りの10%で化学系の事業をしているそうです。今回はエアコンの仕組みについて教えていただきました。エアコンは冷媒(フッ素系の炭化水素)を通して暑い空気や冷たい空気を入れ替えしているそうです。

三社目はHitz協働研究所です。この会社では杜仲という木を用いて形状記憶のプラスチックを作ったり、大地に植えることで地球温暖化を防止したりしようという取り組みを行っているそうです。

四社目はカネカ基盤技術協働研究所です。この会社は化学で願いをかなえる会社というモットーで、具体的には100%植物由来のバイオポリマーPHBHを用いるなど環境に配慮したモノづくりを行っているそうです。
例年では、2社ぐらいしか回れないところをオンラインなので4社も回れました。そういう点においてはオンラインも悪くはないかなと思いました。

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