年別アーカイブ: 2019年

今月のうた・ことば

四月のことば
奪うに益なく、譲るに益あり

 「報徳の四綱領(柱となる考え)」の中に、「分度・推譲」という言葉があります。分度とは自分の置かれた立場や状況をわきまえ、その分限を逸脱することなく生活を営むことです。分度といえば身分や規律といったイメージを伴いますが、特に説かれているのはそれぞれの収入の範囲での支出をわきまえて、生活に破綻をきたさないようにするという経済活動で、家計にとどまらず、村や藩、国家に至るまでの財政運営に及ぶ報徳仕法の概念です。ただ、中学や高校の生徒である皆さんは直接の経済面でなくとも、自身の日々の生活において考えるとよいでしょう。日常の中でも「分度(立場)をわきまえて、守る生活」の必要は理解できると思います。
 この「分度」に「推譲」という考えを併せて説いたところに報徳思想の真髄があるように思います。「推譲」とは文字通り推し譲るということですが、その譲るための余裕は「分度」を守る生活から生まれます。尊徳先生は特にこの「推譲」ということを強調しました。自分や家族、子孫への貯え(自譲)にとどまらず、他者や社会のために譲る(他譲)、人々が互いに推譲しあうことでみんなが幸せを感じる世の中を望んでいたのです。限られたものを奪い合うのではなく、推譲しあうことでもっと大きく増やそう、そして皆で少しでも豊かになろうという実践です。尊徳先生の言葉に「金や穀物ばかりの譲りではない。道も、言葉も、功績も、すべて譲らねばならぬ。」とあります。つまり、経済活動に限らず、日々の生活の中の人との関わり、社会との関わり、あらゆる場面に推譲の心を持つことで自分を含む皆が人間らしい幸福な社会に近づくことができる、ということでしょう。
他者に譲ることを行っているうちに、いつかは自分が譲ってもらう、自分に返ることもあります。分度を守って勤め、余裕を生み出し推譲するという積極的な実践が豊かな社会への道なのかもしれません。

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アイルランド研修12日目

今日はアイルランドでの授業最終日。授業のあとに先生が1人ずつ終了証書をわたしてくれました。みんな授業をうけた達成感からか笑顔が溢れており、素晴らしい授与式になりました。その後はダンレアリートレジャーハントをし、ダンレアリーにまつわるクイズの答えを町の中に探しに行きました。ウクライナの子達も一緒に参加し、競争しながら街を散策。これで研修プログラムは終了です。今日はホームステイ先との最後の夜を楽しく過ごしてくれるでしょう。

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フィリピン語学研修10日目

本日はアクティビティの一環として、カオハガン島を訪れました。まずは島の子供達とバレーボールを楽しみ、島の生活についてのレクチャーを受けました。
その後は2班に分かれてシュノーケリングとアクセサリー作りを行いました。
また違う文化や生活、人々に触れ、良い経験ができた一日となりました。

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アイルランド研修10日目

今日は研修最後の週末です。ホースという港町に行ってきました。ホースの港にはたくさんの漁船が停泊しており、近くにアザラシの姿も見えました。昼には学校の先生おすすめのフィッシュアンドチップスを食べるなど遠足らしい午後を過ごしました。最後にホースクリフという景色の美しい崖を散策。この海の向こうにイングランドがあり、歴史上多くの人がこの海を行き来し、歴史を作っていったと思うと感慨深いものがありました。

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ハンドボール部 岡山春合宿

日時  3月29日(金)~31日(日)

会場  岡山県真庭市白梅総合体育館

 上記の日程で春合宿を実施しました。白梅総合体育館は国体のハンドボールの会場になったこともあり、ハンドボール合宿には最高の体育館でした。30日には岡山県のチームと交流試合をして、津山高校、岡山工業高校に来ていただきました。これらの経験を活かし、総体で頑張りたいと思います。

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アイルランド研修9日目

今日もみんな元気に学校に集合し、授業がスタートしました。昨日からのインターナショナルなクラスが好評で引き続きロシア人やスペイン人と授業を受けています。お互いの言語を交換して遊んでいるので、スペイン語やロシア語が飛び交ってます。インターナショナルな語学学校の雰囲気が子ども達に素晴らしい成長をうながしています。

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アイルランド研修8日目

今日の授業から、海外の学生といっしょに授業を受けるクラスが始まりました。最初は報徳生だけの授業の予定でしたが、たくさんの学生が現在この語学学校にきていたのでクラスをミックスしました。
ロシア人やスペイン人と一緒に授業を受け、みんなさっそく話しかけ仲良くなり、お互いにいい刺激をもらっています。ヨーロッパの学生と普段触れることが少ないので、人生の記憶に残る素晴らしい思い出になりそうです。

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