在校生・保護者へのお知らせ

[2020.9.1]

今月のうた・ことば

九月のことば
田の草は あるじの心 次第にて 
米ともなれば 荒地ともなる

 尊徳先生の道歌の一つです。農家の方は田んぼ仕事、畑仕事に精を出し、その苦労の末、豊かな収穫へとつながります。暑い日もあるでしょうし、疲れて身体が重いときもあるでしょう。そんなときにも自ら心に鞭を打って農作業を怠りません。こうした努力によって私たちの食生活は支えられ、生活を維持できるのです。努力を怠れば育つはずの米も育たず、田んぼであった土地もすぐに雑草がこれを覆い、荒れ地となります。しかし、真心をもっていれば、きっと米は育つでしょう。そして、この努力は農業に限ったことではありません。勉強や部活動、あらゆる活動においても同じ事が言えると思います。何事もただやるだけではなく、しっかりと自分の考えや、揺るぎない精神・やる気をもって実践すれば、成功への道を一歩一歩進んでいく事になるでしょう。自らがコツコツ努力をする事によってのみ成長があり、成功があるのです。
また、私たちは様々な誘惑と戦いながら生きており、この誘惑に打ち勝って始めて物事を達成できます。自分自身の心に米を実らせるか、あるいはそこが荒れ地と化すか、それは自分自身の問題です。
今年はコロナウィルスの影響で、時間がたくさんあったと思います。みなさんはその時間を有効活用できたでしょうか?たくさん時間があるからといって、テレビゲーム等の誘惑に負けてしまってなかったでしょうか?自分に鞭を打ち、スキルアップの為に一生懸命勉強や部活動に打ち込めたでしょうか?特に高校Ⅲ年生は、夏休みも終わり大学受験までもう少しとなりました。ここからが踏ん張りどころ、大切な時期になると思います。大学受験や部活動での活躍、人それぞれ目標はあると思いますが、誘惑に負けず自分を信じ努力をし続けてください。夢をつかみ取るのは紛れもなくあなた次第です。

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