月別アーカイブ: 2021年10月

陸上部 第37回阪神中学校陸上競技新人大会

日時  令和3年10月2日(土)、3日(日)

会場  尼崎市記念公園競技場

結果
 ◆1年男子100m 岩上 琥太朗 14”49(+1.0)  西海 光馬 14”49(-1.8)
 ◆2年男子100m 丸林 大晟 12”62(-2.8)
 ◆1、2年男子200m 岩上 琥太朗 29”66(-1.1)
 ◆1、2年男子100mH 丸林 大晟 予選16”93(+0.3) 決勝16”26(+1.7) 4位
 ◆2年男子800m 室 拓実 2’16”98
 ◆2年男子1500m 室 拓実 4’52”97
 ◆1、2年男子走幅跳 西海 光馬 NM

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令和3年度兵庫県中学校秋季ラグビーフットボール大会 優勝

 9/11(土)から行われていました兵庫県秋季大会兼第70回近畿大会予選において、2年ぶりに優勝することができました(昨年は代替大会で準優勝)。
 9/11(土) 報徳 52-0 関西学院中学部
 9/25(土) 報徳 95-0 六甲中学校
 10/2(土) 報徳 64-12 甲南中学校

 コロナ禍において活動が制限される中ではありましたが、主将を中心に3年生がしっかり頑張ってくれました。
 この結果、10/31(日)〜芦屋市総合運動公園で開催される近畿大会に出場します。引き続きご声援よろしくお願いします!

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ハンドボール部 新人戦地区代表決定戦

日時  10月2日(土)

会場  西宮東高校

結果 
 報徳 20 (7-5・13-3) 8 鳴尾 

以上の結果により、県新人大会への出場が決定しました。
新人戦は11月20日から始まります。ご声援よろしくお願いいたします。

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前期終業式

本日(10月1日)で5日間に及ぶ前期末考査も終わり、その後放送で終業式が実施されました。学校長からのお話、クラブの戦績発表、自彊会長・Ⅱ進コースからのお話、生徒指導部長のお話がありました。これから約1週間ほどの秋休みに入ります。受験も本格的に始まり、精神的にも身体的にも緊張感の続く日々が続いていたことでしょう。心身のリフレッシュをするとともに、有意義にこの休みを過ごしてもらいたいと思います。そして、後期にまた元気な顔で会えることを願っています。

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R3前期終業式②

令和3年度 前期終業式

 10月1日(金)、前期末考査が終了し、その後に全校放送にて前期終業式が行われました。
 はじめに、校風三則が読み上げられ、その後元田校長先生から式辞としてお話をしていただきました。話の中で、一人の本校の卒業生の紹介がありました。その方は料理人で、国内に留まらず海外でも様々な活動を行っており、人生を切り開くことの大変さと報徳学園で学んだ以徳報徳の精神、学校生活や部活動で培う精神力の大切さを学ぶことができました。元田先生の式辞の後には、校歌を聞き、最後に二宮翁夜話朗読が行われ、前期終業式は終了しました。
 引き続き、放送による全校集会が行われました。はじめに、高校柔道部、高校水泳部、中学軟式野球部から大会の戦績発表がありました。次に、自彊会長の八束君から感染予防のお願いと学園祭についての話がありました。今年度も学園祭は学内のみでの実施となりますが、テーマは「暗闇を明るくしちゃうZE 我らがヒーロー ~Laughter is the best medicine~」で、暗くなっている世の中を笑顔で明るくしてコロナ禍に打ち勝とうという説明をしてくれました。その後は、中学1・2年のⅡ進コースから学園祭で実施するUNIQLO・GU共同企画の“届けよう、服のチカラ”プロジェクトの説明がありました。最後に、生徒指導部長の橋本先生より後期からの衣替え、登下校(徒歩、自転車)のマナーについての話があり、終了となりました。
 教室で放送を聞く形ではありましたが、終始みな集中した様子で話しを聞くことができ、良い前期の締めくくりとなりました。

R3前期終業式②

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終業式

10月1日(金)3限目に各教室にて、終業式を行いました。
校風三則、学校長のお話のあと、校歌、二宮翁夜話、戦績発表、自彊会、生徒指導部のお話がありました。
明日10月2日(土)から10月10日(日)までは秋休みです。次は、10月11日(月)に登校です。

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令和3年度前期終業式 校長あいさつ

皆さん、こんにちは。校長の元田です。
本日をもって、令和三年度の前期が終了します。いつも、同じ挨拶を繰り返してしまいますが、皆さんと一堂に会することなく、あいさつしなくてはならず残念に思っています。
しかし、皆さんと交わす日々のあいさつや、皆さんがコロナ対策に誠実な姿勢で向き合ってくれたおかげで、日々の教育活動を継続できたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
これからも、報徳学園生らしい爽やかで元気なあいさつを学校内外でお願いします。あわせてお願いがあります。皆さんはこれからの季節、乾燥、涼しさ、澄んだ空気をウイルスが好む状態であることをご存知ですか?昨日をもって緊急事態宣言が解除され、社会生活における自粛ムードが緩和されつつありますが、引き続き、油断することなく緊張感ある新型コロナウイルス対策をお願いします。

さて、今日は先日、一人の卒業生が本学園を訪ねてきたことを紹介して、皆さんのこれからを励ましたいと思います。もちろん、卒業生の彼には了承を得ています。

彼は本学園でお世話になった先生方にあいさつした後、私のところにも来てくれました。私が彼と出会うのは30年ぶりでした。
彼は、報徳学園を卒業し、大学では法律を学び大学卒業後は一部上場企業に就職をして、自分探しをしていたそうです。その後、25歳で大阪のイタリア料理店に飛び込みで一から修業を始め、28歳の時にお父さんの経営するイタリア料理のお店で働き始めました。そのお店を利用するお客さんの中に、日本で英語を教えるアメリカの女性がいました。縁あって、その女性とのお付き合いが始まりました。その女性は公務で来日していましたので、帰国しなくてはならない時がやってきました。彼にとって、人生を大きく左右する機会が生まれたのです。お父さんのお店を継ぐか、彼女とアメリカに行き、裸一貫からアメリカで人生を切り開くか決断しなくてはならなくなりました。
彼は彼女とアメリカに渡ることを決断しました。その後、本場イタリアにも赴き修業しました。帰国後、ピザのキッチンカーを始めて、何とか生計を立てられるようになりました。そのおいしさから周囲に勧められて出場したピザの世界大会で上位に入賞したことを機にお店を開業し、現在では12名の従業員を抱えるまでになっています。いわば社長、一国一城の主です。
と、こんな風に聞くと何となくすべてがスムーズに成功に向かっているように感じるかもしれませんが、決してそんなに生易しいものではありません。
お父さんやお母さん、家族の思いを断ち切り、向かった異国の地での生活は生易しいものではありませんでした。渡米当初は英語も分からず、仕事ももらえず、文化や習慣にも慣れず、大変だったそうです。それでも、何とか現在に至っていることを彼は次のように語っています。
「学生時代部活動で培った精神、折にふれ学園で学んだ『徳を以て徳に報いる』という以徳報徳の精神がなければ途中で挫折していました」と。
社長として銀行から融資を受けるにも、訴訟社会の国で専属の弁護士をつけるにも、様々なハードルを一つ一つ超えていかねばなりません。この他にも医療保険制度の違いを始め、主義主張の違いから、ことがあれば、いつどこでも言葉だけでなく、有形の衝突が始まると言います。
例えば、最近の出来事として、オリンピックやパラリンピックの開催是非、ワクチン接種の是非、マスクの着用是非、相対する考え方すべてにおいて然りです。自己の主張を強く表現する文化があるのです。また、日本ではあんなに熱狂的だったオリンピックやパラリンピックも、彼の周りでは一喜一憂する雰囲気は感じられなかったようです。逆に、「そんな場合じゃないだろう」とお店の中で諍いが起こったりすることもあったそうです。
私は彼と話しながら、大きな選択 一大決心 実はそこから本当の闘いが始まること、また、社会では教科書で教えられなかったことを一つ一つ身をもって解決していかなくてはならないこと、そこには彼のように支えてくれるパートナーはいてくれるかもしれませんが、これまで力になってくれたお父さんやお母さんはいないこと、(「先生もいません」原稿にはなかったのですが、あいさつでは言葉になってしまいました)当たり前のことなのですが、人生を切り開くとはそういうことなんですね。
皆さんは、そのまだまだ前段階にいるのですね。

もう一つ、皆さんを励ますことを願い先日のニュースから、一つのトピックを紹介させてください。
先ごろ、国連で韓国のヒップホップグループ 通称バンタンことBTSのリーダー キム・ナムジュンさんが英語でスピーチをしました。聞いた人はいますか?私は若い皆さんを励ましてくれる内容だと感じました。
スピーチは”What is your name? Speak Yourself”で締めくくられていました。
もし、皆さんがバンタンのリーダー キム・ナムジュンさんのスピーチに興味関心をもち帰宅後聞いてくれたなら、先ほどお話しした君たちの先輩の話とあわせて、感じたこと考えたことを胸に学園後期をスタートしてもらいたいのです。可能なら、その思いを文章にして表現してみてください。可能なら、英語変換して表現してみてください。
最後に、
令和3年度前期、皆さんの成長を支えてくれたすべてに感謝し、皆さんがこの新型コロナ禍で明るい未来を感じさせてくれる存在であり続けてくれることを期待し、前期終業式のあいさつとします。

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今月のうた・ことば

十月のことば

よしあしの種まくほどは見えねども
春たつのべにこころせよ人

良い種を蒔けば、蒔いた分の実りを得られることができますが、良くない種を蒔けば、蒔いた分の報いを受けることとなります。現在の言動が将来の自分にどのような影響があるのか、心して慎まなければならないという意味の言葉です。翁は、物事の善悪は人間が決めているもので、自然界の善悪自体は一体で別々のものではないと言っています(天道)。しかし、実際には努力という種を蒔くことと、怠けるという種を蒔くことでは、後の違いが大きくなることは事実であることも重要視しています(人道)。目標をしっかり持ち、今の自分に可能な範囲で精一杯に取り組むことで、良い結果に結び付けていきましょう。思ったような結果が出なかったとしても、そこから次に繋がる新しい発見があると思います。現在の行動を今一度、見直してみましょう。多くの場合は見直すことすらしていません。
また、聖人は大欲であるとも話をされています。その大欲の大は正大の大で、万民の衣食住を充足させ、人々の身に大きな幸福を集めようとする欲のことです。その上で、聖人も聖人になろうとしてなったわけではない、日々夜々、天理にしたがい人道を尽くして実行しているのを、わきから見て、ほめて聖人といったものであると、加えられています。決して利己的なもので、ひとりよがりの欲ではなく、視野を広く持ち、世の中をしっかりと見て感じ、多くの人に良い影響を与えるような行動をモチベーションにした人が聖人というわけです。現代の世の中で人間は一人で生きてはいけません。必ず誰かと繋がり、恩恵を受け、誰かに影響を与えています。特にインターネットが世界中に張り巡らせられ、世界中と瞬時に繋がる今日では、周囲との関りの容易さは昔とは計り知れないものとなっています。こういった時代であるからこそ現代人には、聖人と呼ばれる人と同じように、世の中に対して大欲を持ち行動することが世の中を住みよくする大きな要因になってくるのではないでしょうか。
日々の生活において、今を大切にすることは未来の自分を大切にすることと同じ意味です。因果応報といわれるように、これから起こる良いこともそうでないことも自分の言動が関わっていることを再確認してください。そして、その言動はグローバル化が加速的に進むこの現代において、周囲の人のため社会のためになるものであってほしいと思います。

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