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[2024.4.1]

今月のうた・ことば

四月のことば

凡(およ)そ事を成さんと欲せば、   
 始(はじめ)に其の終りを詳(つまびら)かにすべし

 
 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。在校生のみなさん、気分もあらたに、またこの1年がんばりましょう。今月は、尊徳先生の言葉の中から、新年度の始まりにふさわしい言葉を紹介します。この言葉は、「なにごとも成功させようと思えば、最初から物事の終わりをはっきりとさせておかなければならない」という意味です。このあとには、次のような例え話が続きます。

 「例えば、木を切り倒すときを考えてみるがよい。切る前にどこに倒すか考えておかなければ、いざ倒れるという時になってもどうしようないではないか。」と、尊徳先生は木の伐採を例にとって諭しています。木材に使用するような大木を切り倒す場合を想像してみましょう。道具に関しては、現代では主にチェーンソーを使い、江戸時代は鉈や斧、のこぎり、と異なっていますが、伐採の手順は変わっていません。初めに行うのは、倒したい方向に、「受け口」というV字型の切れ込みを作ることです。そして、その反対側から、「受け口」のやや上を目がけて「追い口」を切り込むことで、樹木は「受け口」の方向へ倒れ込んでいくのです。このとき、「受け口」をいい加減に作ってしまったり、誤った方向に作ってしったりすると、どうなるでしょう。思った方向に木が倒れこんでくれないのはもちろん、場合によっては自分の方へ倒れてきて、怪我をしてしまうこともあるでしょう。このように、何事も終着点・着地点を見据え、計画を立ててから、最初の一手に着手することが、成功の秘訣なのです。

 新年度を迎えるにあたって、報徳学園を卒業するときにどのような自分になっていたいか、あらためて思い描いてみましょう。そして、そういう自分になるためには、この1年間をどのように過ごせばよいかを考え、さらに前期・後期、1か月、1週間、1日とだんだん細かく、具体的な計画を考えていきましょう。一つ一つの小さな頑張りの積み重ねの果てに、大きな実りが待っています。初心を忘れず、充実した1年間にしましょう。

4月ことば ホームページ掲載用

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