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前期終業式

本日(10月1日)で5日間に及ぶ前期末考査も終わり、その後放送で終業式が実施されました。学校長からのお話、クラブの戦績発表、自彊会長・Ⅱ進コースからのお話、生徒指導部長のお話がありました。これから約1週間ほどの秋休みに入ります。受験も本格的に始まり、精神的にも身体的にも緊張感の続く日々が続いていたことでしょう。心身のリフレッシュをするとともに、有意義にこの休みを過ごしてもらいたいと思います。そして、後期にまた元気な顔で会えることを願っています。

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R3前期終業式②

令和3年度 前期終業式

 10月1日(金)、前期末考査が終了し、その後に全校放送にて前期終業式が行われました。
 はじめに、校風三則が読み上げられ、その後元田校長先生から式辞としてお話をしていただきました。話の中で、一人の本校の卒業生の紹介がありました。その方は料理人で、国内に留まらず海外でも様々な活動を行っており、人生を切り開くことの大変さと報徳学園で学んだ以徳報徳の精神、学校生活や部活動で培う精神力の大切さを学ぶことができました。元田先生の式辞の後には、校歌を聞き、最後に二宮翁夜話朗読が行われ、前期終業式は終了しました。
 引き続き、放送による全校集会が行われました。はじめに、高校柔道部、高校水泳部、中学軟式野球部から大会の戦績発表がありました。次に、自彊会長の八束君から感染予防のお願いと学園祭についての話がありました。今年度も学園祭は学内のみでの実施となりますが、テーマは「暗闇を明るくしちゃうZE 我らがヒーロー ~Laughter is the best medicine~」で、暗くなっている世の中を笑顔で明るくしてコロナ禍に打ち勝とうという説明をしてくれました。その後は、中学1・2年のⅡ進コースから学園祭で実施するUNIQLO・GU共同企画の“届けよう、服のチカラ”プロジェクトの説明がありました。最後に、生徒指導部長の橋本先生より後期からの衣替え、登下校(徒歩、自転車)のマナーについての話があり、終了となりました。
 教室で放送を聞く形ではありましたが、終始みな集中した様子で話しを聞くことができ、良い前期の締めくくりとなりました。

R3前期終業式②

R3前期終業式①

終業式

10月1日(金)3限目に各教室にて、終業式を行いました。
校風三則、学校長のお話のあと、校歌、二宮翁夜話、戦績発表、自彊会、生徒指導部のお話がありました。
明日10月2日(土)から10月10日(日)までは秋休みです。次は、10月11日(月)に登校です。

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令和3年度前期終業式 校長あいさつ

皆さん、こんにちは。校長の元田です。
本日をもって、令和三年度の前期が終了します。いつも、同じ挨拶を繰り返してしまいますが、皆さんと一堂に会することなく、あいさつしなくてはならず残念に思っています。
しかし、皆さんと交わす日々のあいさつや、皆さんがコロナ対策に誠実な姿勢で向き合ってくれたおかげで、日々の教育活動を継続できたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
これからも、報徳学園生らしい爽やかで元気なあいさつを学校内外でお願いします。あわせてお願いがあります。皆さんはこれからの季節、乾燥、涼しさ、澄んだ空気をウイルスが好む状態であることをご存知ですか?昨日をもって緊急事態宣言が解除され、社会生活における自粛ムードが緩和されつつありますが、引き続き、油断することなく緊張感ある新型コロナウイルス対策をお願いします。

さて、今日は先日、一人の卒業生が本学園を訪ねてきたことを紹介して、皆さんのこれからを励ましたいと思います。もちろん、卒業生の彼には了承を得ています。

彼は本学園でお世話になった先生方にあいさつした後、私のところにも来てくれました。私が彼と出会うのは30年ぶりでした。
彼は、報徳学園を卒業し、大学では法律を学び大学卒業後は一部上場企業に就職をして、自分探しをしていたそうです。その後、25歳で大阪のイタリア料理店に飛び込みで一から修業を始め、28歳の時にお父さんの経営するイタリア料理のお店で働き始めました。そのお店を利用するお客さんの中に、日本で英語を教えるアメリカの女性がいました。縁あって、その女性とのお付き合いが始まりました。その女性は公務で来日していましたので、帰国しなくてはならない時がやってきました。彼にとって、人生を大きく左右する機会が生まれたのです。お父さんのお店を継ぐか、彼女とアメリカに行き、裸一貫からアメリカで人生を切り開くか決断しなくてはならなくなりました。
彼は彼女とアメリカに渡ることを決断しました。その後、本場イタリアにも赴き修業しました。帰国後、ピザのキッチンカーを始めて、何とか生計を立てられるようになりました。そのおいしさから周囲に勧められて出場したピザの世界大会で上位に入賞したことを機にお店を開業し、現在では12名の従業員を抱えるまでになっています。いわば社長、一国一城の主です。
と、こんな風に聞くと何となくすべてがスムーズに成功に向かっているように感じるかもしれませんが、決してそんなに生易しいものではありません。
お父さんやお母さん、家族の思いを断ち切り、向かった異国の地での生活は生易しいものではありませんでした。渡米当初は英語も分からず、仕事ももらえず、文化や習慣にも慣れず、大変だったそうです。それでも、何とか現在に至っていることを彼は次のように語っています。
「学生時代部活動で培った精神、折にふれ学園で学んだ『徳を以て徳に報いる』という以徳報徳の精神がなければ途中で挫折していました」と。
社長として銀行から融資を受けるにも、訴訟社会の国で専属の弁護士をつけるにも、様々なハードルを一つ一つ超えていかねばなりません。この他にも医療保険制度の違いを始め、主義主張の違いから、ことがあれば、いつどこでも言葉だけでなく、有形の衝突が始まると言います。
例えば、最近の出来事として、オリンピックやパラリンピックの開催是非、ワクチン接種の是非、マスクの着用是非、相対する考え方すべてにおいて然りです。自己の主張を強く表現する文化があるのです。また、日本ではあんなに熱狂的だったオリンピックやパラリンピックも、彼の周りでは一喜一憂する雰囲気は感じられなかったようです。逆に、「そんな場合じゃないだろう」とお店の中で諍いが起こったりすることもあったそうです。
私は彼と話しながら、大きな選択 一大決心 実はそこから本当の闘いが始まること、また、社会では教科書で教えられなかったことを一つ一つ身をもって解決していかなくてはならないこと、そこには彼のように支えてくれるパートナーはいてくれるかもしれませんが、これまで力になってくれたお父さんやお母さんはいないこと、(「先生もいません」原稿にはなかったのですが、あいさつでは言葉になってしまいました)当たり前のことなのですが、人生を切り開くとはそういうことなんですね。
皆さんは、そのまだまだ前段階にいるのですね。

もう一つ、皆さんを励ますことを願い先日のニュースから、一つのトピックを紹介させてください。
先ごろ、国連で韓国のヒップホップグループ 通称バンタンことBTSのリーダー キム・ナムジュンさんが英語でスピーチをしました。聞いた人はいますか?私は若い皆さんを励ましてくれる内容だと感じました。
スピーチは”What is your name? Speak Yourself”で締めくくられていました。
もし、皆さんがバンタンのリーダー キム・ナムジュンさんのスピーチに興味関心をもち帰宅後聞いてくれたなら、先ほどお話しした君たちの先輩の話とあわせて、感じたこと考えたことを胸に学園後期をスタートしてもらいたいのです。可能なら、その思いを文章にして表現してみてください。可能なら、英語変換して表現してみてください。
最後に、
令和3年度前期、皆さんの成長を支えてくれたすべてに感謝し、皆さんがこの新型コロナ禍で明るい未来を感じさせてくれる存在であり続けてくれることを期待し、前期終業式のあいさつとします。

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今月のうた・ことば

十月のことば

よしあしの種まくほどは見えねども
春たつのべにこころせよ人

良い種を蒔けば、蒔いた分の実りを得られることができますが、良くない種を蒔けば、蒔いた分の報いを受けることとなります。現在の言動が将来の自分にどのような影響があるのか、心して慎まなければならないという意味の言葉です。翁は、物事の善悪は人間が決めているもので、自然界の善悪自体は一体で別々のものではないと言っています(天道)。しかし、実際には努力という種を蒔くことと、怠けるという種を蒔くことでは、後の違いが大きくなることは事実であることも重要視しています(人道)。目標をしっかり持ち、今の自分に可能な範囲で精一杯に取り組むことで、良い結果に結び付けていきましょう。思ったような結果が出なかったとしても、そこから次に繋がる新しい発見があると思います。現在の行動を今一度、見直してみましょう。多くの場合は見直すことすらしていません。
また、聖人は大欲であるとも話をされています。その大欲の大は正大の大で、万民の衣食住を充足させ、人々の身に大きな幸福を集めようとする欲のことです。その上で、聖人も聖人になろうとしてなったわけではない、日々夜々、天理にしたがい人道を尽くして実行しているのを、わきから見て、ほめて聖人といったものであると、加えられています。決して利己的なもので、ひとりよがりの欲ではなく、視野を広く持ち、世の中をしっかりと見て感じ、多くの人に良い影響を与えるような行動をモチベーションにした人が聖人というわけです。現代の世の中で人間は一人で生きてはいけません。必ず誰かと繋がり、恩恵を受け、誰かに影響を与えています。特にインターネットが世界中に張り巡らせられ、世界中と瞬時に繋がる今日では、周囲との関りの容易さは昔とは計り知れないものとなっています。こういった時代であるからこそ現代人には、聖人と呼ばれる人と同じように、世の中に対して大欲を持ち行動することが世の中を住みよくする大きな要因になってくるのではないでしょうか。
日々の生活において、今を大切にすることは未来の自分を大切にすることと同じ意味です。因果応報といわれるように、これから起こる良いこともそうでないことも自分の言動が関わっていることを再確認してください。そして、その言動はグローバル化が加速的に進むこの現代において、周囲の人のため社会のためになるものであってほしいと思います。

R03+10月のことば

前期末考査 3日目の朝(高Ⅲ教室)

考査が始まる1時間以上も前に登校し、教室で黙々と勉強している高校Ⅲ年生。

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高校Ⅲ年生にとって、大学入学共通テストまで半年を切り、いよいよ受験勉強のラストスパートとなる時期に実施される考査の結果は、今後の学習に対するブースター(booster)的な役割を果たすものだと思います。※コロナワクチン接種で使われているので、つい!
学習教材を真剣に見つめる彼らの姿を見て、「成果が出ますように!」と心の中で応援しました。彼らのように何かに臨む姿勢として、直前に時間的なゆとりをもって、その場に立つことは、これからの人生において、とても有益だと思います。

しかしながら、その「時間的なゆとり」がないのが地球温暖化の解消ですね。昨日イタリア・ミラノで、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさんが出席し、改めて世界の首脳に向かって苦言を呈した「若者気候サミット」には190以上の国から400名以上の若者が集ったそうです。日本からも出席者はいたのでしょうか?(彼女の英語でのスピーチも、英語好きな人には面白いかもしれませんよ。)

 

阪神新人 団体 写真

剣道部 令和3年度 第66回阪神地区高等学校新人剣道大会 

日時  令和3年9月25日(土)26日(日)

会場  伊丹スポーツセンター

【団体戦】 準優勝
一回戦 シード
二回戦 報徳 対 雲雀丘  (5-0)
三回戦 報徳 対 川西緑台 (2-0)
準決勝 報徳 対 宝塚西  (5-0)
決 勝 報徳 対 関西学院 (0-2)

出場選手
先鋒 山野 隆大郎
次鋒 世良田 誠
中堅 富田 隼太朗
副将 牧野 諒弥
大将 村上 凜一朗

補欠 竹中 青太郎

優秀選手に富田隼太朗が選ばれました。

【個人戦】
第3位   牧野 諒弥
ベスト8  富田 隼太朗
ベスト16 村上 凜一朗

阪神新人 団体 写真

阪神新人 団体 表彰

阪神新人 個人

3+(2)

ハンドボール部 令和3年度 阪神地区秋季リーグ戦

日程  9月20日(月)・23日(木)・25日(土)

会場  報徳学園・西宮東高校・三田城山体育館

試合結果 1部リーグ2位

 報徳 20 (8-7・12-6) 13 宝塚西  
 報徳 14(8-11・6-11)22 川西緑台
 報徳 18 (9-5・9-10) 15 西宮南 

思うように練習ができない中ですが、春季に引き続いて1部リーグ2位という結果となりました。
このリーグ戦の結果をもとに、県新人戦代表決定戦が10月2日に行われます。
ぜひとも勝利し、新人戦出場権を得たいと思います。
引き続きご声援よろしくお願いいたします。

3+(2)

2+(2) (1)

1+(2)

週明け27日(月)から前期末考査スタート

前期末考査が直前に迫る蟻田記念館(放課後自主学習スペース)には、たくさんの生徒が集っています。黙々と一人で取り組む生徒、友人と教え愛(合い)しながら机に向かう生徒など様々です。

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大谷記念講堂や各教室には、クラブごとで集まって、各顧問の先生方の前で学習している姿もあります。

何事も然りですが、直前の取り組みだけでは思うような成果は得られないものです。

某ネットニュースに「新型コロナウイルスのmRNAワクチン 知られざる30年の開発史」とありました。mRNAワクチンはウイルスの情報を記載したRNAを体内に入れてたんぱく質を作らせ、免疫細胞を訓練してウイルスに対する免疫をつける役目を果たすそうです。この研究開発は1990年にスタートしていたおかげで、現在に至ったそうです。当初、注射したRNAはすぐに分解してしまい、不安定な物質で医薬品としては使えないと思われていました。2005年に状況を一変させたのが現在、ドイツのマインツに本社を置くバイオテクノロジー企業ビオンテック社の上級副社長を務める研究者カタリン・カリコ氏他の研究者たちでした。当時、カリコ氏はアメリカのペンシルバニア大学で、ドリュー・ワイスマン氏らとともに、体内免疫とRNAの働きについて研究していました。その成果が今日のワクチン開発につながっているのです。カリコ氏らの論文発表の半年前に、東大の石井教授と阪大の審良特任教授もRNAの構造変化と免疫効果について報告していたそうです。いわばワクチン研究ではカリコ氏らとライバル関係だったそうです。

2005年が「mRNAワクチン開発の契機」で、2010年代には幅広い病気に、このワクチンの臨床試験が行われていたそうです。過去30年の研究開発のおかげで、私たちは少しずつ未来に明るい展望を持てているのですネ。

 

報徳学園の生徒諸君、未来に明るい展望をもたらせる存在になってください。