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[2022.6.1]

今月のうた・ことば

六月のことば
 山の高く見ゆるうちは勤めて登るべし
人間とは、生涯にわたって修行であると言います。常に向上心を持って自己研鑽に努めるべきであると、この一言は教えてくれています。「まだまだできていないな」と自分自身の不足を感じる心とともに、不足を感じたときこそ成長のチャンスであり、そこからの努力が重要です。
『二宮翁夜話』では、これを山に登ることに例えて説明しています。「山の高く見ゆるうちは勤めて登るべし」の後に、「登り詰れば外に高き山なく、四方とも眼下なるがごとし」とあります。勉強でも文化活動でもスポーツでも、自分が取り組んでいることを最後まで突き詰めなければなりません。また、中途半端なまま投げ出すことのないようにしなければならないのです。『夜話』はさらにこう続きます。「この場に至って、仰ぎて弥々(いよいよ)高きは天のみなり。此処(ここ)まで登るを修行といふ。天の外に高きものありと見ゆるうちは、勤めて登るべし。学ぶべし。」
 いよいよ総合体育大会が始まる季節になりました。それに加えて、高校3年生は大学入試に向け、勝負の夏がやってきます。クラブの戦績であったり志望大学であったり、目標はみなさんそれぞれ違ったものを持っていると思います。今年度が始まってもう2か月が経ちました。暑い日があったり寒い日があったりと、心身共に疲労する時期ではありますが、自分の目標達成に向かって努力できているでしょうか?これくらいでいいかなと甘さが出ていないでしょうか?1度しかない高校生活です。1度しかない自分の人生です。「あの時やっておけばよかった」という後悔がないよう、今を大切にして100%努力しましょう。本格的な夏が始まる前に、もう1度自分の目標を紙に書いたり、口に出したりするなどして再認識し、モチベーション維持に努めてみてはどうでしょうか。

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