トップページ【学園・クラブTOPICS】

[2023.5.1]

今月のうた・ことば

五月のことば
   以徳報徳 

 二宮尊徳は、物や人の持っている「良さ、取り柄、持ち味」のことを「徳」として、その「徳」をうまく使って社会に役立てていくことを「報徳」とよびました。周囲の人やものなどから「徳」を受けたときには、自分のもつ「徳」を使ってこれに報いるというのが「以徳報徳」です。
 みなさんには、この校風三則の最初にも出てくる「以徳報徳」をぜひ実践してほしいと思います。入学、進級に際して新たなクラスとなり一ヶ月が経ちました。クラスの友人とも打ち解けてきた頃かと思います。日々の学校生活の中でクラスの友達の「徳」を見つけることは出来ましたか?初めて出会ったクラスメイトの良いところや、仲の良かった友人の新たな良いところを見つけて、その人の徳に気づいてあげましょう。また、自分の「徳」に気づいてもらうことは出来ましたか?クラスメイトとのかかわりの中で、自分でも気づいていない自分の徳を見つけてもらえるかもしれません。報徳講話や道徳の授業で、まだまだ隠れている相手の「徳」や自分の「徳」を見つけていきましょう。
 私たちは、周囲のあらゆるものから「徳」を受けてはじめて存在するので、この「徳」に報いなければなりません。報いるにあたって自分の良さ、特性を使って報いるのが「報徳」です。クラスの仲間一人ひとりの徳を大事にし、それぞれの持ち味を発揮して恩返ししていきましょう。その徳を発揮する場面は、学校だけではありません。家族や地域の方々にも自分の持ち味を活かして恩返しをしていけば、自分の身の回りが「徳」で溢れた素晴らしい社会になっていくことでしょう。

五月のことば

←戻る

ページトップ