15日(土)午後、火山島フンガトンガ・フンガハアパイが噴火しました。この噴火による被害の全容は未だ不明です。トンガ王国 首都ヌクアロファ北方に位置するマンゴー島では、すべての家屋が破壊されたそうです。この規模の噴火は10年に1度程度の頻度で発生しているそうで、この火山の過去の噴火に照らし合わせると1000年に1度の出来事だと分析している科学者もいます。
南半球で発生しているため、1991年6月に発生したフィリピンのピナトゥボ山の噴火(地球規模では広範囲に長い期間滞在した噴煙により平均気温が0.5℃減少し、オゾン層が一部破壊されたそうです)の時のような日本への被害はないという報道もありますが、今は我が国のことよりも、現地への救援作業を優先させてほしいものです。
今朝、朝日が昇ってくるのを校舎4階東端の踊り場から見ていました。こんな朝日がトンガの海にも上っていることを願いました。
超音速(マッハ10)で飛ぶミサイル開発に勤しむよりも超音速で海上にも着水できる乗り物を作ってくれれば、報徳学園から1時間足らずでマンゴー島現地に到着できるのに。
本の少し、舵の方向を変えるだけで、より良い道を歩むことができるかもしれません。
本の少し、考え方を変えるだけで、より良い生き方をできるかもしれません。
報徳学園の生徒諸君、より良い道を歩むために、より良い生き方をするために、私たちはどんな風に舵をとり、どんな風に考えられるようにすればいいと考えますか?
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阪神淡路大震災の追悼(2022/01/17)
本日1月17日で、阪神淡路大震災から27年が経ちました。
被災された方を追悼するため半旗を掲げました。
また、本日は中学入試で生徒は臨時休校だったため、生徒と職員は1月14日(金)に黙祷しました。
大学入学共通テスト 自己採点登校
大学入学共通テストに挑戦した高校Ⅲ年生諸君が自己採点の為に登校してきました。
幸いにも阪神間は好天に恵まれ、昨日深夜に発生した津波(?)による影響も受けることなく、テストに臨めたのではないでしょうか?
一方で、新型コロナウイルスを始め東京大学会場前で発生した理不尽な事件や太平洋のトンガ沖海底火山噴火等、受験に際して大きな影響を受けることになった人たちもたくさんいます。
それら様々受けた影響による不利益が最小限になることを祈るばかりです。
さて、本学園受験生の皆さん、自己採点いかがでしたか?手ごたえはありましたか?
自己採点が始まるまでの時間、蟻田記念館教室前のベランダで談笑する高校Ⅲ年生。
共に高い目標に向かって歩み、笑顔で会話できる仲間がいる・・・これが報徳学園です。
追記)
中学校入学試験3日目の朝、大学入学試験にチャレンジして自己採点で登校している高校Ⅲ年生と本学園中学校入学試験を受験する小学6年生が正門前で、すれ違っていました。当たり前のことなのですが、彼らが本学園で共に学ぶことはありません。それでも110年の歴史と伝統のある「報徳学園」という母校で生涯つながっていくのです。
令和4年度 中学校入学試験合格発表
本日12時から、昨日15日(土)に実施されました本学園中学校入学1次試験の合格発表がありました。
この合格発表の後には、例年二宮尊徳先生像の前で合格を喜ぶ親子の姿があります。中には、わざわざ校長の私の前に来て「合格しました。4月から、よろしくおねがいします」と緊張感から解放された安どの表情を浮かべながら、あいさつにきてくれた受験生もいました。私も「こちらこそ、よろしくお願いします。今日はゆっくりしてください。でも、ここからが、新たなスタートになりますよ」と言葉をかけると、彼は元気よく「ハイ」と返事してくれました。
明日も12時から、本日16日(日)中学入学2次試験の合格発表があります。明日も、彼のような受験生に出会えるでしょうか?
令和4年度 中学校入学試験スタート(+追記 22:00)
若干、寒くはありますが、数日前のような寒風を伴うような底冷えのする受験日にはなりませんでした。受験生の皆さんにとっては、自然が味方してくれたような日となりました。
受験生の皆さん
入試問題、手ごたえはありましたか?
皆さんの健闘が報われますように!
追記)
またもや、悲しい事件が東京で発生しています。大学入学共通テスト会場で凶行が起こってしまいました。昨年暮れから、理不尽な形で人が傷つけられています。新型コロナ禍で、次から次へと考えねばならない状況の中、更に窮屈な生活を強いられることになりますが、今こそ、近くにいる 手が届く場所にいる 声の届く場所にいる 存在に温かい気持ちを寄せねばならないのではないでしょうか?
明日15日(土)令和4年度 報徳学園中学校入学試験初日(~17日)
明日に迫った中学校入学試験の為に、受験会場作りに勤しむ報徳学園生の生徒たちの姿です。グラウンドを人工芝にしてからというもの、持ち込まれる土や砂が少なく、日頃から美しい教育環境の報徳学園ではありますが、受験生に気持ちよく試験に臨んでもらえるように全校生徒で更に磨きをかけて準備しました。
本入試に際して110年の伝統と社会貢献を人生の大きな柱として活躍してきた卒業生諸氏の魂を肌で感じていただけると有難いと思っています。
追記)
明日からの二日間、大学入学共通テストが実施されます。挑戦する報徳学園生諸君、蓄えてきた力を十二分に発揮できることを心から、お祈りしています。
年始武道系クラブ早朝寒稽古(~14日)
毎年年始には報徳学園武道系クラブが揃って午前6時半から寒稽古を実施しています。雪国の寒さとは比べものにならないくらい暖かいのですが、この地域環境や気候のもとで生活しているものにとっては朝日の上がる前からの寒稽古は、それなりに厳しいのです。中には始発の電車に乗って参加している部員もいます。対人競技の柔道や剣道、少林寺拳法の部員は30分も経たないうちに汗だくになっています。
柔道部
剣道部
少林寺拳法部
弓道部
手前味噌で申し訳なのですが、そんな生徒たちはとてもカッコいいのです。
「今年1年、怪我無く充実したクラブ活動になりますように」と心の中でつぶやきました。
冬休み明け 中高合同全校放送集会
高校Ⅲ年生は登校後すぐに大谷記念講堂で集会に臨みました。
放送集会後、先生方から、3月31日まで報徳学園生としての自覚と責任を持ち生活すること、卒業後もどんな生き方をしてもらいたいかという話などがありました。その後、今週末に迫った大学入学共通テストや一般入試に臨む生徒を激励する会が催され、私も自身の45年前を思い出しながら受験生に、私の想いを伝えさせてもらいました。
同様に、他学年でも生徒集会が体育館や大谷記念講堂で実施され、情報リテラシー・SNS使用の注意を始め、新型コロナウイルス感染症の再拡大に対する姿勢などについての指導がなされました。(中学生は講師をお招きして阪神淡路大震災についての人権教育講演会を実施しました)

【高Ⅲ】冬休み明け 中高合同放送集会および学年集会
1月11日(火)に、冬休み明けの中高合同放送集会を大谷記念講堂で実施しました。学校長のお話では、全体に向けて「最後まで諦めない、自分で自分に限界を作らない、自分に負けない報徳生であってほしい」ということ、高校Ⅲ年生には受験を控えている生徒に向けて「体調管理に努め、努力した成果を発揮することに集中して、目標の実現を勝ち取ってくれることを心から願っている」という旨のお話がありました。そのほかにも、自彊会・進路指導部・生徒指導部からのお話、クラブ戦績発表がありました。その後、同所で学年集会を実施し、改めてSNSなどの使用の仕方や新型コロナウィルス感染症オミクロン株感染拡大についての注意喚起を行いました。
高校Ⅲ年生は卒業式まで約1ヵ月となっています。何事においても最後まで気を抜くことなく過ごし、みんなで笑って卒業式を迎えてくれることを心から願っています。
冬休み明け授業再開
休み明け校内放送集会、頭髪服装指導のあと、中学生は全体で人権教育講演会を実施。その後、中学全校集会(SNS関連の注意喚起)を実施。下記に講演会の内容を記します。
講 師:NPO法人よろず相談室 元代表 牧 秀一先生
テーマ:『希望を握りしめて 人は人によってのみ救うことができる』
阪神淡路大震災で被災された2名の方のインタビュー映像を振り返りながら、避難所・仮設住宅・復興住宅の問題点のお話。(被災者同士の差別、高齢者、障碍者への対応等)東日本大震災、熊本地震でも同じ問題点が挙げられ、牧先生は生徒諸君に27年前の阪神淡路の事と思わず、君たちのこれからの人生で必ず災害があり同じ状況になる。よく覚えておいて欲しいと言われました。また災害を乗り切るためには①楽しい思い出をいっぱい作る ②無理をしない、頑張りすぎない ③同じ悩みを持つ人同士の集いに参加、の3点を挙げられました。震災・災害障碍者のお話などもあり生徒諸君にとっては初めて聞く言葉もありました。最後に「しあわせ運べるように」の歌を聞いて終わりました。生徒諸君の、最後まで姿勢を正して前をしっかりと見て話を聞いている姿が印象的でした。震災の話は何度も聞いているはずですが、被災者視点のお話は印象深いものだったと感じました。
保護者の皆様へ
全力で頑張ります。今年もよろしくお願いします。中2学年団