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[2024.7.1]

今月のうた・ことば

七月のことば

小事を軽んずる勿れ

学校生活を送る中で皆さんは日々、さまざまな目標に向かって努力していると思います。総体で優勝する、定期考査で高得点を取る、資格試験に合格する、志望大学に合格するなど、小さな目標から大きな目標まで、それぞれの達成したい目標が必ずあるはずです。しかし、目標というものは簡単に達成できるものばかりではありません。

二宮翁夜話に「万町の田を耕すも、その業は一鍬づつの功にあり。千里の道も一歩づつ歩みて至る。山を作るも一と蕢(ひともっこ)の土よりなる事を明らかに弁へて、励精小さなる事を勤めば、大なる事必ずなるべし、小さなる事を忽せにする者、大なる事は必ず出来ぬものなり。」とあります。何事にも近道はなく、わずかな一歩の積み重ねが、大きな事を成し遂げるのです。

皆さんも、目標を達成するためには、わずかな一歩の積み重ねが重要なことはわかっていると思います。しかし、意外と多くの人が大きな目標を求めている割に、小さなことを疎かにしています。目標が達成できなかった時を思い出してみてください。目標達成に向けた簡単な事の積み重ねを軽視していませんでしたか。大きな目標を達成するためには、まず手の届く目標を立て、一つひとつクリアしていく。そのために、今、自分にできること、頑張ればできそうなこと、そういうことを積み重ねていくことが重要です。その結果としてやっと大きな目標が達成されます。

小さなことを大事にし、一歩一歩目標に近づいていく。尊徳翁の人生・考え方のように、皆さんも自分の目標に向かって小さなことを積み重ねていきましょう。

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