[2022.4.1]
四月のことば まく種のすぐにそのまま生い立ちて 花と見るまに実る草々 まいた種がすぐに生え育って、花が咲いたと思う間に早くも実になった。この歌は、草木における生育の現実の姿であって、さも当たり前のことを詠んだ叙情的な…続きを読む
[2022.3.1]
三月のことば 苦と楽と花さく木々をよく見れば 心の植ゑ((え))し実の生えしなり この歌は、「苦や楽といった花が咲く木々をよく見てみると、それは己の心が植えた実(種)が生育したものである」という意味である。植物は、種か…続きを読む
[2022.2.1]
二月のことば 我が道は恕(おもいやり)をもって要(かなめ)とす 今年度も残すところあとわずかとなりました。この一年間で、みなさんは多くの人たちと関わり合いながら生活してきました。家族、クラスメイト、担任、クラブ部員、顧問…続きを読む
[2022.1.1]
一月のことば 天地(あめつち)の和して一輪福寿草 さくやこの花幾代経(ふ)るとも 令和四年、新しい年の始まりです。毎年のことながら、新しい年の始まりというものは身も心も引き締めて過ごしたいものです。 さて、みなさ…続きを読む
[2021.12.1]
十二月のことば 右足一歩 左足一歩づつ進み歩行するより 速かなるはなく 順なるはなし 今月の言葉は、「二宮翁往来自然談」というものからの引用です。この言葉は、各教室にある「報徳一日一訓」の6日の言葉にもなっています。 …続きを読む
[2021.11.1]
十一月のことば 百事、決定と注意が肝要だ 何事によらず、すべて事は決定と注意に よって成就するものだ (決定(けつじょう)とは、あることをこうと決めて信じて疑わずに動かさないこと) 秋本番の11月です。後期中間考査…続きを読む
[2021.10.1]
十月のことば よしあしの種まくほどは見えねども 春たつのべにこころせよ人 良い種を蒔けば、蒔いた分の実りを得られることができますが、良くない種を蒔けば、蒔いた分の報いを受けることとなります。現在の言動が将来の自分にどのよ…続きを読む
[2021.9.1]
九月のことば 天理に叶う時、富貴来る ※『論語』に「富貴天にあり」という言葉があります。この言葉は「富や地位は天の与えるものであり、人の力ではどうすることもできない」という意味です。しかし、この言葉を誤って「富は天から与…続きを読む
[2021.8.1]
八月のことば 一円融合 先日、大谷記念講堂で映画鑑賞会があり、映画「二宮金次郎」を鑑賞しました。この映画は報徳生なら必ず読んでいる三戸岡道夫著『二宮金次郎の一生』を原作にしたもので、二宮金次郎役をつとめた合田…続きを読む
[2021.7.1]
七月のことば 草少く至て手易き畑より手入して、 至て草多き処は、最後にすべし 前期中間考査も終わり、もう少しで夏休みです。「あれもやりたい、これもやりたい」夏休み、徐々に夏休み中の予定をたて始めている頃でしょう。この「や…続きを読む