[2023.8.1]
八月のことば 聖人も聖人にならむとて、 聖人になりたるにはあらず 今月のことばは『二宮翁夜話』32の一節から選びました。本文ではこの後に「日々夜々天理に随ひ人道を尽して行ふを、他より称して聖人といひしなり」と続…続きを読む
[2023.7.1]
七月のことば 何事も事足り過ぎて事足らず 徳に報ゆる道の見えねば 尊徳先生の道歌の一つです。携帯電話、メール、インターネットが急速に普及し、居ながらにして瞬時に情報を交換できるようになりました。高速道路網や鉄道網の…続きを読む
[2023.6.1]
六月のことば 打つ心あればうたるる世の中よ うたぬこころのうたるるはなし この歌は、『解説 二宮先生道歌選』にある「勝負の歌」と題されているもので、二宮尊徳先生が復興事業をしている際に、村内をさわがし邪魔をす…続きを読む
[2023.5.1]
五月のことば 以徳報徳 二宮尊徳は、物や人の持っている「良さ、取り柄、持ち味」のことを「徳」として、その「徳」をうまく使って社会に役立てていくことを「報徳」とよびました。周囲の人やものなどから「徳」を受けたとき…続きを読む
[2023.3.1]
三月のことば 山々のつゆあつまりし谷川の ながれ尽きせぬおとぞ楽しき あちこちの山々の草木や苔(こけ)の中に含まれる露の一滴ずつが集まって流れ、小さい谷から大渓谷に集まり、あるいは滝となり、淵と…続きを読む
[2023.2.1]
二月のことば 昨日より知らぬあしたのなつかしや もとの父母ましませばこそ この歌は、「昨日の父母なる天地の顔はよく見知っているが、明日はどんな新鮮な顔をした父母なる天地にめぐり合えるかと思うと、なつ…続きを読む
[2023.1.1]
一月のことば およそ世の中は、智あるも学あるも、 至誠と実行とにあらざれば、 事は成らぬものと知るべし 新しい年を迎えました。年末年始は有意義な時間を過ごせましたか。クラブ活動に必死に取り組んだり、進路実現に…続きを読む
[2022.12.21]
本日2限から4限にかけて、報徳教育映画観賞会が行われました。 上映されたのは、映画「二宮金次郎」(2019 監督・五十嵐匠)です。 一般的に知られている金次郎の物語は、主に幼少期の逸話を中心としたものですが、本作品は壮年…続きを読む
[2022.11.1]
十一月のことば 世の中刃物を取り遣(や)りするに、刃の方を我が方へ向け、柄(え)の方を先の方にして出すは、是(これ)道徳の本意なり 「道徳」という言葉を一言で説明するのは、難しいものです。しかし、尊徳先生はその本質…続きを読む
[2022.10.1]
十月のことば 見渡せば遠き近きはなかりけり 己れおのれの住みかにぞある 二宮尊徳翁(おう)の思想に一円観といって、自分の立場から一方的にものを見るようなことはせず、対立するものも含めて一つとしてみるという考え…続きを読む